
エリナの奴隷日記 -わたし、ママになります!-は、エリナ嬢のもしも!
1,000円でお釣りが出るも、フルプライスに負けないエロゲ―に仕上がっています。
前作をプレイしていなくても、十分に楽しめる♪
奴隷になったエリナの世界線
お嬢さまが売春するのではなく、奴隷に落とされます。
自分の意思で断わる権利すら持っていないので、正真正銘のピンチ!
今度は奴隷に落とされる

『エリナの借金返済物語―私、なんでもします―』は、屋敷を差し押さえられただけ。
今回は謎の人物が借金を肩代わりで、エリナは売春せず、近所のオジサンを初体験の相手にしなくても良い!
その代わり、エリナは眠らされて、奴隷牧場へ送られますけど……。
奴隷をどのように扱うのかは、所有者が決めます。
過去の奴隷制度は、滅ぼされた国の貴族などの知識階級は優遇されたことも多い。
恋愛小説を読んでいるぐらいのエリナは、普通に性奴隷ですが……。
サブタイトルが、エリナの末路を示す。
借金を肩代わりしてもらい、彼女が「何でもする」と言ったのだから、当然の話。
借金どころか自分の身すら危険
奴隷牧場は、その名の通り、多くの奴隷が暮らしています。
所有者が世話をすることはなく、その部下である看守や兵士、あるいは、各部署を任されている幹部の指示に従うのです。
一から十まで看守が見張っているわけではなく、物陰などで男の奴隷が「女の奴隷を楽しもう」と企むことも……。
エリナは何の説明もなく、いきなり人間牧場へ。
ゆえに、自分がどういう立場で、周囲がどうなっていて、誰がいるのかも不明。
手探りで情報を集めつつ、楽しかった日々が詰まっている屋敷に帰ろうとする少女。
自分が高級娼婦として調教されると聞かされ、脱出する方法を探っていきます。
前作とは別の世界線だから安心
『エリナの借金返済物語―私、なんでもします―』は、街で男たちの相手をしてのお金稼ぎ。
貧乏であったものの、人間として扱われ、嫌なら拒否することも可能でした。
奴隷に落とされた今作は、売春をしていた前作と違うルートを辿った先。
借金を完済したのに、また奴隷というハードモードになったわけではありません。
借金の返済を迫られ、そのまま追い出されたのが前作で、肩代わりされたのが今作。
冒頭のシーンで借金取りが借用書を突きつけるところまでは、ほぼ同じ。
意識を失った後には、どこまでも暗く、いかにもジメジメした地下世界です。
奴隷牧場では人間扱いされない
より弱い者を虐げ、その利益を吸い上げて、憂さ晴らし。
魔法を使えず腕力が劣っているエリナは、涎が出るほど美味しい獲物♪
看守や兵士に媚びるだけの奴隷
奴隷牧場では、兵士や看守が幅を利かせています。
逆らえば、他の奴隷への見せしめとして鞭打ちや輪姦による制裁が待っている!?
エリナが奴隷の居住区をうろついていると、女奴隷が虐げられている場面にも遭遇。
本来の彼女だったら「やめなさい!」と声を荒げたかもしれませんが、同じ奴隷になった今では「次は自分の番だ」と怯えるのみ。
女奴隷たちは、男の兵士に媚びを売って、自分のオッパイを揉ませたり吸わせたり。
腕力がない分をカバーして、自分のストレス発散♥
優男に人気が集まるのは、地の底であっても変わりません。
一部の女奴隷は、男奴隷を上手く使って自分の身を守りつつ、脱獄を狙う。
無垢なエリナは格好の獲物

エリナは、深窓の令嬢。
老いた執事に傅かれ、部屋で静かに本を読むのが日課です。
エロの「エ」の字も知らない少女は、暴力と凌辱が当たり前のアンダーグラウンドへ。
無垢なエリナは、それに反して、男がそそり立つほどの体。
他の奴隷に近寄れば、欲情されます。
本人はそのことに危機感を持っておらず、避けては通れない状況です。
胸を揉まれる、吸われるは、序の口。
素股プレイを強要されて、エリナは自分が女であることを意識させられます。
うっかり男たちが屯している暗がりに進めば、隣に幼馴染の少年がいる部屋で暴行される。
Hシーンはカットインと立ち絵のみで、CGはありません。
けれど、アニメーションに勝るとも劣らない演出で、オカズとして役立ちます。
SEがついて、臨場感が大幅にアップ!
エリナは高級娼婦で多少は優遇
奴隷牧場で目を覚ましたエリナは、他の女奴隷よりも上等な服。
かろうじて大事な部分を隠すだけの服は、高級娼婦を示す。
他の奴隷たちも一目で分かるので、幹部の不興を買わないために遠慮します。
言われるままに動くエリナは、自分の意思だけで逆らえません。
前作の『エリナの借金返済物語―私、なんでもします―』ですら、街の男たちの言いなり。
今作のような奴隷であれば、尚更。
エリナの特別扱いは、とても上手い設定です。
幹部のお気に入りでも、失うものがない奴隷はエリナの体を楽しむ機会をうかがう。
マ○コを突かれるだけの隙を見せた時点で、彼女はアッサリと処女を散らす!?
この絶妙なバランスによって、適度な緊張と、脱走への望みをつなげる。
幼馴染のジークを救えるか?
街でエリナが連れて行かれるのを見た少年は、助けようと奮起。
しかし、奴隷商人たちに勝てるわけもなく、あっさり囚われました。
エリナを救おうとした男の子
ジークは、エリナと同じ街。
彼女を救出できなかったうえ、逆らったことで奴隷牧場へ……。
エリナにとって、荒んだ人がうごめく地下で、唯一の知人。
冒頭のシーンでは、状況が分からないままレ○プされそうになった自分を救ってくれた恩人でもあります。
「ジーク君だけでも、街に帰す!」
エリナの決意は、男ですら諦めそうな地獄で大きな原動力に。
セクハラ、あるいは貫通されても、彼のために我慢する。
肝心のジークですが、冒頭で勇ましくエリナを救った後は、怪我によって大人しくする。
そうしないと何かにつけて邪魔するので、仕方ない。
偉い人の情婦になるエリナとは違い、彼がイキったら殺されるだけ。
ジークは基本的にNTRされる立場
『エリナの奴隷日記―わたし、ママになります!―』は、ジークの決意がムダに終わります。
なぜなら、サブタイトルが全てを示しているから。
ジークの視点では、ずっと思いを寄せていた可憐な少女をNTRされる。
だけど、武器がなく、足を捻挫して動けない。
エリナが脱出する方法を探しに行った後、ひたすらに待つのみ。
脱走に失敗して、磔からの輪姦。
妊娠させられたうえ、腹ボテで広場を歩かされ、そのままHされ出産。
大事な女の子が惨い仕打ちをされている中、ジークは自分が売られるまでの絶望へ。
エリナは調教室で腹パン、ヤクを打たれてのキメセクで屈服させられる。
前作よりもハードで、そういったHシーンは事前に確認が出ることが多いです。
上手く行動して処女クリアを目指せ!
今作では、エリナを処女のまま、クリアできます。
『エリナの奴隷日記―わたし、ママになります!―』にあるまじき話ですが、ダークな世界観だけに救いがあるのは嬉しい話♪
前作は処女クリアが無理だったから、「プレイヤーの行動でハッピーエンドにしたい!」という要望が反映されたとも言えます。
今回はジークという幼馴染がいるから、エリナの処女を守る動機もある。
その反面、エリナが無事に助かっても、ジークと愛し合う結末に。
カップリング派は思わずニッコリでも、「エリナが他の男に!?」と嘆く方もいるでしょう。
ジークはだいたいNTRされるので、それほど気にする必要はありません。
最高の形で助かるとしても、奴隷牧場のセクハラ、本番に限りなく近いプレイは、結局エリナを染めていたのです。
緊迫したフィールドから脱獄
エリナが探索するのは、日の当たらない地下。
実際に体験版を遊んでみれば、完成度の高さがよく分かります。
地下の巨大な牢獄は1つの街
どれだけ狭く、支配される空間でも、2人いたら人間関係ができます。
同じ奴隷であっても、奪う者と奪われる者に分かれる……。
奴隷牧場は、一時的に奴隷を閉じ込めておくだけの場所。
高級娼婦にされるエリナは、調教され、腹ボテになる前に脱出しなければなりません。
他の奴隷も、男なら鉱山労働などを行い、それなりに暮らしています。
タコ部屋のように、どれだけ働いても10倍以上のボッタクリでむしり取られる構図。
様々な思惑があって、機嫌を損ねただけで壁尻にしてくる兵士もいる。
Hシーンは29で、基本の立ち絵は4枚。
通常、腹パン差分、拘束差分、ボテ腹の差分を含めた、合計4枚です!
カットインは、差分を含めて211枚以上も。
出産や腹パンといった過激なシーンは、スキップ可能。
彷徨うエリナは元の街へ戻りたい
両親と一緒に暮らしていた、街の屋敷。
借金は完済したので、奴隷牧場から逃げれば、普通の生活に戻れます。
問題は、奴隷牧場からの脱出がほぼ不可能であること。
他の奴隷も逃げ出したいと思っているが、見張りの兵士や看守、あるいはセキュリティが行く手を阻みます。
エリナは何も知らないので、情報を得る必要があります。
その代償として様々なセクハラ、時には本番まで許すことに……。
『エリナの奴隷日記―わたし、ママになります!―』には、多くのイベント。
10以上のイベントがプレイヤーの行動で、あるいは、ストーリー上で展開されます。
わたし、ママになります!

腹ボテは熱望されていた要素で、これによってファンはもちろん、新たな購入者も満足。
逆らった罰として首と両方の手首を固定され、晒し者にされたエリナは、まさにボロボロ。
サブタイトルで分かる通り、「正史のエリナは助からない」と考えるべき。
街で売春をするシチュエーションとは訳が違い、彼女の細腕では……。
Ver1.2で、奴隷牧場にいるサブキャラ、ルカのHイベントが追加!
エリナだけの前作とは違い、ルカが地下に連れてこられた際の処女喪失などを見られます。
大人しく待っていても、調教され、ママになる未来だけ。
幼馴染を助けることを含め、エリナは己の絶望的な運命を覆すべく、動き出す!
より完成されたゲームシステム
プレイのしやすさは、前作を上回っています。
詰みのポイントを除き、いつでもセーブできて、快適♪
暗い穴倉をしっかり再現したマップ
洞窟を改装した奴隷牧場は、看守が見張っている牢屋、多くの奴隷が過ごしている居住区などに分かれています。
低予算でマップが限定されるものの、奴隷を閉じ込めておく場所ゆえ、説得力があります。
各エリアを移動させることで、実際よりも広いと思わせる。
所々のランタンで、ぼんやりと明るい。
プレイヤーが見やすいように工夫しながら、この世の地獄である雰囲気がたっぷり!
どこにいるのかで迷うことは少なく、任意でON・OFFができる【ヒントモード】も実装!
次に何をするべきかが明確で、サクッと楽しめるエロゲが欲しい方にオススメ♥
快適にプレイできて自由度もある
体験版を遊んでみれば、すいすいと最後まで進みます。
エリナの立ち絵が可愛くて、ドット絵によるイベントも要所にあるのです。
ストレスを感じるのは、バグが多い、ストーリーが分かりにくい、同じ作業の3つ!
『エリナの奴隷日記―わたし、ママになります!―』はそれらを潰していて、周回プレイをする方が続出。
体感として、プレイヤーの意思で選べる自由度もあります。
ずっと陰鬱であるのに、雰囲気としては明るい。
凌辱系としては……。
戦闘はボスぐらいで、冒頭のチュートリアルで分かるように相手の弱点を突く。
レベルを上げる必要はなく、気楽に遊ぶことが可能です。
落差が激しいマルチエンディング
前作と同じく、マルチエンディング!
処女クリアによるハッピーエンドがあるから、よりドラマティック……。
性奴隷にされたエリナは、巻き込まれた幼馴染との脱出に尽力します。
前作を否定するわけではないですが、個人的にはこちらが好き。
エリナが好き放題されることに、納得できるので。
地下に囚われて脱出するのは、定番のシチュエーション。
しかし、そのお約束をここまで上手く昇華できたのは、ひとえに『にんじんパスタ』様の手腕。
DLsiteからのリンクとして、製作者さまへの支援ができるファンクラブも。
新作のチェックや応援になるので、ご覧になってください。
限られたリソースで、面白いエロゲ―を作れる?
『エリナの奴隷日記―わたし、ママになります!―』は、その回答です。