日本には、神隠しの逸話が多いです。
「山に入った子供が帰ってこない」といった話が、「神様に連れて行かれた」となりました。
淫習のカクリヨ村~メスバレ厳禁モラトリアム~は、とある男女が迷い込み……。
淫習がある幽世(カクリヨ)の村
かつてのフリーセックスが、ここにある!
男にとっての桃源郷であるものの、少年と少女には気が休まらない場所です。
アオとヒノリは神隠しで淫習村へ
田舎で行われた、親戚の集まり。
退屈な場から抜け出した少年アオは、同じ年頃の幼馴染、少女ヒノリと再会。
半年ぶりに、野外で遊んだものの、夕方の帰り道で、幽世(カクリヨ)の村へ迷い込み……。
思わぬ形で、二人暮らしを実現した、アオとヒノリ。
けれど、そこは「女が男に絶対服従」のルール。
招かれた屋敷の中で、その事例を見せられたうえに、「肉体的な性別の偽りは重罪」とも告げられ、少年と勘違いされたヒノリは追い詰められました。
与えられた広い一軒家と異常な人々
美しくも鬼と思われる美女に歓迎され、アオとヒノリは、二世帯で暮らせそうな戸建てへ。
一通りの設備が揃っていて、昔ながらの縁側から庭を眺められる構造です。
昔であれば、家老クラスが住みそうな、豪勢な造りの屋敷。
二面の障子を取り払えば、高級リゾートでしか見られない、遠くの山々まで含めた絶景が!
食材などの、生活に必要不可欠な物品は、望めば与えられる環境。
男にとっては、ヤリまくりの天国です。
「訳も分からないままで、2人だけで取り残された」
さあ、長期にわたる、脱出ゲームの始まりです!
四季折々の風景とヘンタイを楽しむ
『淫習のカクリヨ村~メスバレ厳禁モラトリアム~』は、「ちょっと迷い込んで、すぐに脱出!」となりません。
ここは結界のような、特別な空間で、老いることも死ぬこともない場所。
四季に応じた顔を見せる村に、アオとヒノリは暮らします。
元の世界へ戻るために、1年間のモラトリアム。
性に目覚める年齢で、周りには美少女、美女がいっぱい、犯されているのです。
オナニーも知らないヒノリですら、興奮して、オナニーせざるを得ません。
当然、アオも肉棒をおっ立てて、一番近くにいる彼女に……。
現世では結ばれない男女の物語
この同人エロゲが素晴らしいのは、元の世界では、アオとヒノリが結ばれないこと。
「明らかに異常な世界のうえ、メスバレで処女が破滅するけど、戻れば破局する」という葛藤へ。
アオとヒノリは愛し合うのに悲恋
甘酸っぱい青春の一コマとして、アオとヒノリは惹かれ合います。
初体験で、お互いに童貞と処女を捧げ、男女の関係になるでしょう。
しかしながら、幽世の巫女によって、「現世にあなた方の幸せはない」と断言されます。
脱出の方法すら不明で、周りの男たちは満足して、村から出る気もない。
奴隷にされた女も、その気力はなし。
頼りになるのは、もう1人の同じ境遇のパートナーだけ。
住んでいる屋敷の中庭で季節を感じながら、1年間のモラトリアム……。
選ぶのは偽りの永遠と未来のどちら?
最終的に、2人は「現世に戻って、別れるか? 循環する幽世で、永遠に愛し合うのか?」の二択を迫られます。
1年間もあれば、新婚夫婦のような交流として、一緒に料理を食べて、寝食を共にしつつも、心身が満足できるセックスを繰り返して、当然。
すっかり覚えたヒノリの身体、嬌声を忘れて、「他にも女はいるさ」と達観するのか……。
『淫習のカクリヨ村~メスバレ厳禁モラトリアム~』の全ては、プレイヤーの手に委ねられています。
面白いのが、選んだエンディングによって、イベントが追加されること。
同人エロゲとは思えないボリュームで、1つのルートだけでも、他の1本分ぐらい。
倒錯した人々に囲まれる2人の純愛
淫らな生活が許されている村では、アオとヒノリのほうが異質。
幸いにも二人暮らしとはいえ、少女のメスバレで、あっけなく地獄へ突き落される羽目に……。
性を知らない男女が、周りの変態に影響され、どんどん染まっていく様子がたまりません。
それでいながら、アオとヒノリに限っては純愛。
『淫習のカクリヨ村~メスバレ厳禁モラトリアム~』には、「NPCの情事をこっそりと覗き見る」という、変態ちっくな楽しみもあります。
「男が望めば、フリーの女は傅き、その命令に従うのみ」という掟がある以上、やがてはアオも、ヒノリで覚えた女体に味を占めて、同じ道を歩き出すかも?
メスバレで破滅するヒノリは、もっと危険。
他の男に自制する必要はなく、むしろ弱みを握ってNTRしてくるでしょう。
色々な意味で危険な淫習村では、一瞬たりとも、気を抜けません。
性別を偽り続ける背徳感と興奮
この同人エロゲを一級品にしているのは、「ヒノリが性別を偽っている」という一点。
だからこそ、常に緊張感があって、面白いです。
ヒノリは知らずに「男子」と偽った
ヒノリが男子と見なされたのは、ただの偶然。
しかし、それは迷い込んだ淫習村における、最大の禁忌です。
ギリギリの線で、「ヒノリが女である」とはバレず。
与えられた、新築のような屋敷に、2人で暮らしていきます。
「偽った」という事実で、有罪の判定。
それゆえ、もはやヒノリには、自身の性別を隠し続ける以外に、選択肢はありません。
冒頭でいきなり、禁忌を犯した少女が獣に犯され、「どのような末路になるのか?」が示されます。
ここは、とても上手いですね。
インパクトを与えつつも、「守るべき条件と、破った場合の扱い」を説明しています。
『淫習のカクリヨ村~メスバレ厳禁モラトリアム~』の開始です。
性別の偽りがバレたら牝穴にされる
上記のように、ヒノリがメスバレしたら、バッドエンド。
牝穴と見なされ、村中の男や獣に犯され続けるだけの、生オナホです。
こちらは、見せしめを兼ねての、徹底した凌辱。
本来のルートにおける、ラブラブHとの落差で、非常に興奮します。
これは、露出プレイの一環ですね。
「自分が破滅する寸前で、そのスリルを楽しむ」という感覚で、どこか浮気にも似ています。
周囲の人々を騙しながら、幽世の自宅で、しっぽりとH。
絶対に、バレてはいけません。
スパイのような緊張感の中で村を探索
『淫習のカクリヨ村~メスバレ厳禁モラトリアム~』では、メスバレの危険が付きまといます。
性的に興奮した女が発する、淫らな匂い。
それは、ヘンタイ男や、嗅覚が鋭い女にとって、バレバレ。
男と違うヒノリは、定期的に射精する必要なし。
その点を不審がられつつ、「性教育」と称しての、女体のお勉強で、性欲をツンツンと刺激♪
ヒノリが竿を持つ男子であれば、たまらずに勃起して、ハメたがるほどに。
ヒノリが単独で行動すれば、「男ではない」とバレます。
ゆえに、アオが一緒に動き、彼女をガードしているのです。
見事なまでの和風の世界で探索
今となっては、一部の観光地と寺社だけで見られる、伝統的な日本家屋。
中庭の景色と一体化する構造は、日本ならでは!
高級リゾートのような光景と日常
上の画像のように、アオとヒノリが暮らす場所は、会員制のリゾート施設ぐらいの豪華さ。
フィールド画面でも、四季の変化を見られます。
『淫習のカクリヨ村~メスバレ厳禁モラトリアム~』の目的は、現世に戻ること。
幽世だけに、常識は通用しません。
だから、2人は、ヒノリのメスバレを避けつつも、村を見て回り、住人と交流することで脱出方法を探ります。
「カクリヨの村」から脱出する方法として、村の住人と交流する必要があるから、嫌でもメスバレの危険や、Hイベントに遭遇します。
招かれた人間は誰もが傷を抱える
「女だけが生まれる村」
エロ漫画でよくあるシチュですが、この『淫習のカクリヨ村~メスバレ厳禁モラトリアム~』は一味違います。
現世から招かれた男、時には女も交ざっていて、彼女たちは貞操観念ゆえに悩みます。
中には、エロゲらしく、「廻されたことがトラウマ」という女子校生も……。
基本的に、招かれた男にとってのハーレム。
ただし、普通に乱交するのではなく、村生まれで「男に服従する」という育てられ方をした女を「ヒトイヌ」にするような、インモラルの極みです。
アオとヒノリは、比較的まともな男女と接する中で、彼らの心の傷に直面します。
現代文明がある理想のスローライフ
昔の日本では、飯を炊くだけで重労働。
洗濯まで行えば、半日が潰れるでしょう。
その点、この幽世の村には、文明の利器があります。
【レシピ】と【食材】があれば、自宅のキッチンで、料理を作ることが可能。
客人として、まさに全てを与えられ、男がやるべきことは種付け。
一度住んだら、二度と出たくなる極楽ですが、アオは「男子に成りすましているヒノリ」を守らなければなりません。
ヒノリを男子と思っている村人からの誘惑は、エスカレートするばかり。
村の学園に行けば、縦の割れ目をドアップにした生徒たちが自己紹介♪
アオの【性欲値】が上昇するだけではなく、ヒノリの【発情値】も上昇するのです。
発情すればメスの匂いを発するため、【メスバレ値】の上昇にも直結。
純愛と凌辱のマリアージュ
「純愛をたっぷりと添えた後に、凌辱でデコレーション」
狂気を隠し味にしたのが、『淫習のカクリヨ村~メスバレ厳禁モラトリアム~』です。
年相応の性知識だけの2人
当たり障りがない、学校の性教育。
しかし、この淫習村では、すぐに実習を行えます。
アオは、ヒノリを守るために、他の女の誘惑に乗りません。
「即ハメ大歓迎!」という、卑猥な村ですが、他の面々がヤリまくる中で、必死に情報を集めます。
山の中にある村を調べつつも、一緒に料理を作って食べ、夜はお風呂や布団でじっくりH。
住人にバレてはいけない、密やかな楽しみです。
「女が尻を振っているから、すぐにヤる」としなかったから、メリハリが利いています。
他の男たちが野外で堂々としているが、その異常な光景を無視しての探索。
話しかけたら、ヒノリだけ発情することで、彼女はむっつりだと分かります。
周りの住人たちは変態として勤しむ
NTRによる、バッドエンドもあります。
ただし、【NTRセーフモード】と、それに応じた救済措置や、固有キャラを完備!
- 【クエストマーカー】による、イベントの発見
- 1つのセーブデータで、全ルートの回収可能
- 【回想部屋】は、最初から全開放できる
このように、『淫習のカクリヨ村~メスバレ厳禁モラトリアム~』は手厚いサポート。
そもそも、「I’m moralist」様は、「プレイヤー第一!」という姿勢での作り込み。
過去作のノウハウを活かしたうえに、製作スタッフが、商業ブランド並みの布陣ですから……。
「これをプレイしないと、人生を損する」と断言できるぐらいの、名作です。
メスバレによる崩壊と破滅
ご都合主義による快適さと、理不尽による破滅。
2つを兼ね備えて、ゲームシステムに落とし込んでいるため、他にはない作品です。
ヒノリのメスバレを回避しつつ、村人たちの淫猥な行為と、それぞれの事情を垣間見る日々。
春には花見、夏には花火、秋には物悲しい紅葉で、冬には雪景色です。
運命の1年が過ぎた時に、あなたの選択は?
「郷に入っては、郷に従え」
その言葉によれば、裏切り者のアオとヒノリは、許されざる存在。
単純な浮気よりも背徳的で、最高にスパイスが効いたH、どうですか?