タナトスの誘惑!Hがあるフルダイブ型ゲームは死後と同じ?

SFでよくある、「自分の意識が丸ごと、ゲームの中に入ってしまう」の状況。
「意識をサーバーにアップロードする」という、常識が変わった社会で、主人公は魔物に。
タナトス-Thanatos-は、自分を馬鹿にした女どもに復讐する物語。

もう1つのSAO

この設定は、あの名作、『ソードアート・オンライン』と似ています。
主人公のキリトは、多くのヒロイン、理解者とデスゲームを乗り切りましたが……。

キリト君だって魔物なら闇落ちする

「黒の剣士」として、多くの伝説を残した、桐ヶ谷和人(きりがや かずと)。
だが、彼は元々イケメンで、デスゲームの「アインクラッド編」でも、その強さから支援者が増えていくことに……。

いっぽう、『タナトス―Thanatos―』の主人公は、謎のバグによる魔物化。
チャットもできず、ログアウトもできず。

『オーバーロード』のモンスター種族と同じで、他のプレイヤーから狙われる立場。
もはや、キリトが土下座して、「お前に比べれば、俺は甘かった!」と叫ぶレベルです。

彼だって、同じ境遇で痛めつけられれば、闇落ちするでしょう。

しかも、こちらの主人公は、最弱の魔物からのスタートですし……。

WEB版のキリトは普通にヤっていた

『ソードアート・オンライン』は、WEB発による書籍化。
それゆえ、キリトとアスナは、普通にセックスをしています。

オンラインとはいえ、全年齢ではマズいため、書籍やアニメでは誤魔化した表現のみ。
こういう、キャラクターで売る作品は、生々しい表現を嫌いますからね。

しかし、『タナトス―Thanatos―』の主人公は、魔物。
同年代の繋がりはなく、ずっと魔物の身体にされ、その扱いで、精神も引っ張られています。

となれば、魔物らしく、プレイヤーの女を犯すのは当然。
謎のバグを放置して、主人公を苦しめている運営が、悪いのです。

タナトスの主人公は孤独

『タナトス―Thanatos―』は、主人公のモノローグだけで、いきなりゴブリンの姿です。
周りのプレイヤーは、「経験値にもならない雑魚」と見なされ、憂さ晴らしに、ゲーム感覚で殺されるだけ。

「意識をサーバーにアップする」という、『ゼーガペイン』を思わせる、SF設定。
オンラインゲームらしい画面で、【チュートリアル】から始まります。

ピコンピコンと、獲得したステータス、アイテムが浮かび上がる画面。

洋ゲーでよくある、タイミングよくボタンを押すミニゲームをこなして、スリ、暴行。
女プレイヤーならば、強姦が可能。

友人はなく、ただ色々な魔物として、奪い、蹂躙するだけ。
なぜなら、主人公は悪だから……。

フルダイブMMOの恐怖

同時に多くのプレイヤーが接続している、MMO。
人によっては、学校や職場を投げ捨ててまで、自分のクランを優先するのです。

生命の定義が変わる

オンラインゲームは、いずれサービス終了。
しかし、『オーバーロード』のように、自分自身がゲームの中に入ってしまえば……。

それはもう、電子の生命体です。

『ゼーガペイン』と同じで、「データも、1つの命」の考えが出ても、不思議はありません。
逆に言えば、プログラムを弄るだけで、他人を自由に操れる環境。

ラノベだけではなく、文芸作品でも、けっこう多いです。
老化する肉体を捨てて、新たなステージに昇華するのは、かなりの魅力。

まあ、『タナトス―Thanatos―』の主人公にとっては、溜め込んだ恨みを晴らすことが第一ですけど……。

プリコネと同じ状況に陥っている

プリンセスコネクト!Re:Dive』が、『タナトス―Thanatos―』に近いです。
後者は悪事をするのみで、プレイヤーが好き放題できる舞台をご用意!

同人エロゲだから、可愛い美少女を見つけて、ファックできれば、大満足。
シコるための、Hなオカズですからね。

そう言う意味では、プリコネと対照的。
あちらは、どこまでも美少女が増えていくだけで、Hな要素はなし。

『タナトス―Thanatos―』は力を入れるところを間違えず、Hシーンは大興奮。
悪サイドのため、「力や準備が足りず」はあっても、「悪いことはできない!」とはならず。

どこまでも初見で何も築けない

『タナトス―Thanatos―』の主人公は、悪事を働くことで【カルマ】を溜めて、より強い魔物に転生できます。
そして、フィールドにいる女プレイヤーを犯して、スッキリ!

ゲーム世界を弄れる力によって、プレイヤーキルや暴行を繰り返しても、大きな問題にならず。

ただし、魔物は奪い、犯せるものの、アイテムや自身の転生だけ。
そこに愛はなく、情報の交換もなく、仲間もいません。

同人エロゲだが、「相手に何も与えない者には、何も与えられない」という哲学。
コミュニケーションになったら、魔物であることがマイナスに……。

ちなみに、カルマと交換できる【禁断の果実】を使うと、バランス崩壊。
すぐにクリアできるものの、風情がなくなります。

タナトス-Thanatos-

色々と盛り込まれたシステム

MMOを模しているだけに、「アイテムの準備」といった作業もあります。
意地悪ではなく、【攻略ヒント】でも分かるぐらい、簡単です。

様々な魔物への転生

「より強いか、特殊なスキルを持つ魔物へ転生して、ガンガン進めていく」という流れ。
難易度は、Easy、Normal、Hardのいずれか。

ツリー式ではなく、転生した魔物をレベリングして、それを使っていくだけ。
人型と触手型の2つがあって、後者は独特のプレイ。

魔物によって戦術が異なり、「守りながら、アイテムで決める」などの、多彩なバトル。
ただ、全ての要素は、「女プレイヤーを地面に倒してのH」に……。

『タナトス―Thanatos―』は、ゲームの中です。
それゆえ、現実とは違い、罪悪感がほとんどありません。

主人公は、最初こそ戸惑っていたものの、悪に順応します。
ただし、アイテムを使わせるためか、レベリングをしても、絶対的な強さではありません。

悪事を働きアイテムをクラフトする

人が気づかないような洞窟の中に、【拠点】があります。
そこでは、現在の状況や、別の魔物への転生、あるいは、【クラフト】による、アイテム作製が可能。

レベリングと併せて、採取を行いましょう。
やればやるほど、快適にプレイできます。
本物のMMOと違って、ぼっちプレイでも、十分にやっていける点もグッド!

序盤では、「石の投げ槍」が安定。
フィールドにいるNPC(モブ)は、そこそこ強いため、このアイテムで倒すのがオススメ!

ここはゲームの中で、一定時間が経つと、キャラクターが復活します。
主人公は「ゲームの根幹を弄れる」という設定ゆえ、名無しの殺害は【手配度】の上昇になれど、大きな問題に発展せず。

悪事による【カルマ】は、転生の他にも、「チート級のアイテム」を入手できます。

戦闘中に組み伏せてのH

『タナトス―Thanatos―』の醍醐味は、Hシーン。

主人公は魔物だから、人型と触手の2つです。
同じキャラでも、Hの構図が変わります。

通常のターン制で、タイミングよくボタンを押せば、組み伏せられます。
フルアニメーションによる動きと、声優さんの演技を楽しみつつ、任意でオッパイ、尻、股間のいずれかを責める流れ。

相手も抵抗するため、【拘束ゲージ】がゼロになるまでに、【快感ゲージ】をMAXにすれば、イカせられます。
ただし、「戦闘中に組み伏せた」という体で、普通に勝利することが必須。

快感を蓄積するほど、声優さんの演技も艶っぽくなります。
「この場面のために、全てがある!」と言っても、過言ではありません。

やり込みではなく雰囲気ゲー

「ゲーム世界に入る」という意味で、現代ファンタジー。
ただし、世界観の作り込みはなく、女キャラを好き放題に犯すための舞台装置です。

バラバラに設定されている

『タナトス―Thanatos―』は、「オンラインゲームの中」を再現しています。

フィールドで倒した敵からのドロップ、経験値。
悪質なプレイヤーキルによる、運営からの手配。
ゲーム内のお金の奪取。

現実のオンラインゲームで行えば、一発でアカウントBAN。
同人エロゲだから、許されます。

ただ、どの要素も繋がっておらず、【カルマ】を溜めることに利用するだけ。
やり込みでは、ありません。

それっぽい雰囲気を楽しみ、頭からっぽにして、見つけた女キャラを犯す作品。

RPGとしての成長要素は薄い

強い魔物に転生しても、無双はできません。
なぜなら、単体でレベル上限があるから。

RPGの場合、スキルツリーのように、「それまでの積み重ねが、パラメータやスキルに反映される」というシステムが人気。
でも、『タナトス―Thanatos―』は、バラバラです。

「転生できる魔物のスキルを自由に組み合わせられる」というわけではなく、ただ転生先を選ぶだけ。
レベルMAXで、そこそこの強さ。
「スキルの組み合わせで、オリジナリティを出せる」というわけでもなく……。

売れている同人エロゲですし、ゲームとしての完成度は高いです。
だけど、「一般的なオンラインゲームのような感動やシナリオ」を期待するのは、間違っています。

でも、現実のMMOでストレスを溜めている方には、この雰囲気と、悪事を行えるだけで、他よりも魅力を感じるでしょう。

一本道で最後はプレイヤーの想像に

公式の紹介ページでも伏せているため、明言を避けますが。
『タナトス―Thanatos―』は、前半と後半で、全く話が変わります。

前述したように、ダークな雰囲気と悪事を楽しみ、それまでの鬱憤を晴らすだけの同人エロゲ。

なのですが!

中盤を過ぎると、いきなり進行が変わります。
それまで行えたイベントが消えるため、私としては「公式で告知するべき」と思うのですが……。

ともあれ、「ゲーム世界の歪み」を追求する展開になっていき、最後はよく分からないまま。
主人公は生きているのやら、死んでいるのやら。

最後は、プレイヤーの想像に任せたのでしょう。
まあ、同人エロゲに哲学や、生命の探求を求める人はいないから、これで正解かと……。

女を屈服させた後のHが全て

前半の最終目標は、大恥をかかせてくれたナイト。
強い彼女を倒すことで、主人公は溜飲を下げます。

前半と後半で全く雰囲気が違う

前述した通り、後半は「周囲に理解者がいる」というシナリオへ。
仲間ができたことで、ラブラブHが可能に。

これは、賛否両論があるでしょう。
ダークファンタジーから、「勇者の物語」に変わるのだから……。

悪サイドに徹するのなら、洗脳や催眠によって、女キャラを仲間にしたかったですね。
もしくは、泣き叫ぶ彼女たちを見ながら、何度も嬲るとか。

後半の展開を考慮して、ヘイトを溜めない感じ。
そのせいで、「憎たらしい女を犯しまくってのカタルシス」が消えたような……。

累積によるHの段階がないため、「いつ犯しても、ほぼ同じ」という慢性化にも。
もっとも、イラストと動きは素晴らしく、声優の演技もベスト!
これだけで、買いです。

MMOらしい演出で盛り上がる

主人公が魔物で、悪事を行うため、暗闇の中で蠢くスタイル。
他のプレイヤーがいても、「所詮はゲーム」と思える、あっさりした消滅です。

ヒロインは、「ソルジャー」のように、職業の名前。
意識をそのままアップロードしているため、思考と発言は、人間と同じです。
本名ではないから、匿名による交流。

運営による介入はあれども、力こそ全て!

【カルマ】で、定められたルールを破る主人公に、対抗できるキャラはおらず。
男は奪われ、女は犯されるだけ。

現実のMMOでは禁忌とされる、真の意味でのルールブレイク。
それこそ、『タナトス―Thanatos―』における、大きな魅力です。

性欲がある騎士くんの活躍

ぶっちゃければ、プリコネの「騎士くん」に、性欲をつけたバージョンです。
本来のあるべき姿に戻れば、ヤリますよ。

仲間がおらず、虐げられ続けた騎士くんは、その力を自分のために使うのです。

『タナトス―Thanatos―』は、魔物が主人公。
それゆえ、リスポーンする長所を活かして、悪事を働くことで自分を強化、アイテムを作成。

何気に、Hシーンでの声優の演技が、かなり良いです。
美麗なイラストが、ゆさゆさと動きつつも、耳に届く嬌声は、シコれます。