いたいけな少女は独りで彷徨う!苦痛に喘ぐ24時間とは?

可愛い少女のリョナゲーであれば、ハナカンムリ○を外せません。
横スクロールのアクションゲームですが、その悲惨な末路は必見です
なお、この同人エロゲーは【グロテスク表現】を含んでおり、難易度が高いことが特徴になっています。

値段に納得できるアクションゲーム

『ハナカンムリ○』は、同人エロゲーの最高峰の1つです。
完成された世界観と、少女が責められる様子を堪能してみましょう。

なぜ高額で売っているのか?

『ハナカンムリ○』は、同人エロゲーとして高めの値段です。
しかし、その完成度は高く、同人エロゲーの有名どころであるDLsiteで圧倒的なランキング上位になっています。

ご紹介している商品は、『ハナカンムリ畏怖2-if-』というCG集も同梱です。
世界観がしっかりしているため、主人公の少女に感情移入をしやすくなっています。
本編でも、ミニキャラ同士の掛け合いでストーリーが進み、プレイする動機付けです。

一昔前のコミカルな描写であるものの、その内容はじっくり煮込んだカレーよりも味わい深くなっています。
見た目だけで判断せずに、DLsiteで体験版をダウンロードしてみましょう。
最初のステージぐらいであるものの、この同人エロゲーの魅力がよく分かります。

発売から10年経っても色あせない

ノイジークラウン様が2011年11月の下旬に販売されてから、早くも10年が経過しました。
「同人エロゲーに関する、オンラインのコミケ」といっても過言ではない、DLsite。
そこで、一般企業ですら存続が難しい10年を迎えているのは、ひとえにその面白さ。

少女のリョナの代名詞となった『ハナカンムリ○』には、個人制作で大事なことが詰まっています。
たとえば、美麗なグラフィックを突き詰めるだけではなく、全体のテンポ、動かしやすさと、注目するべき点がいくつもあることが分かるのです。

もちろん、CGに力を入れていないわけではなく、むしろ、採算を度外視したレベルの完成度。
フィールドにいる怪物と接触しての捕食や丸呑みと、細かなアクションも秀逸ですよ。

正直、これほど素晴らしい作品は、いつまでも残して欲しいです。
アクションゲームは難易度の調整が大変で、意外に見つかりませんから……。

ボイスありで思わず操作ミスをする

『ハナカンムリ○』は、『ハナカンムリ』という無印のリメイクです。
声優の『ゆづきひな。』さんの迫真の演技によって、リョナ度が高くなっています。

体験版でも分かりますが、敵に接触すると「やんっ!」「いたっ!」と悲鳴を上げます。
長い髪を赤いリボンで結び、ポニーテールにした少女が、傷つきながらも進んでいく勇姿は、とても健気です。

そもそも、危険な場所に武器と防具のどちらも装備せず、ピクニック気分でノコノコ行くのは、けっこうアレですけどね……。

ともあれ、操作ミスによる傷の増加は、右側にある少女の立ち絵で一目瞭然。
動かしているSDキャラも表情が豊かで、手応えがあります。

通常のダメージはHPで受けられますが、場合によっては【一発死】にもなります。
ゲームオーバーになったら、フルボイスのHイベントです。

少女は痛みによって苦しむ

落下して、攻撃されて、丸呑みされて、とにかく少女は苦しみます。
この同人エロゲーは、そういった様子を楽しむことが主体です。

少女フィアは1人で両親を探す

フラバー家の長女であるフィアは、ある日、両親が探索から帰ってこないことに気づきます。
もう3日が経過したものの、自宅は安全で、なおかつ食料も豊富。
普通なら、冷静に両親の帰宅を待つところですが……。

妹のチェリーが泣き止まないことから、やむなく、自分で探すことを決意するのです。

ベテランの両親ですら帰還できない、とても危険な遺跡がある洞窟。
少女フィアは、「妹のためにも、必ず両親を助ける!」という決意を胸に、丸腰で向かいます。

はい。
もうオチは、見えていますよね?

フィアは様々な危険に遭遇して、それはそれは酷い目に遭います。
誰かに助けを求めていれば、もう少しはマシだったでしょうけど……。

あらゆる危険がフィアを壊していく

ただでさえ危険な森や洞窟には、人を捕食する動植物がいます。
「普通の人間が寄り付かない場所だからこそ、お金になる宝が眠っている」
考えてみれば、ごく当たり前の話です。
しかし、両親が帰ってこない事実で焦っているフィアは、それに気づきません。

ノコノコと歩いていき、崖をジャンプして、ひょいひょいと進んでいきます。
けれども、知らずに通り過ぎたら、蔓によって身体を縛られたり、バクッと身体を呑み込まれたり……。

もちろん、下が見えないほどの高さから落ちれば、グシャッと骨などに大きなダメージを負います。
過酷な大自然と、人を獲物としか見ていない生物の合わせ技で、フィアはどんどん壊れていくのです。

立ち絵のフィアは、最初は普通の服装ですが、ダメージの蓄積で敗れていき、やがて下着へ。
「気力」と「体力」も減っていき、最後に待ち受けているのは絶望のみ。

健気で頑張り屋のフィアの最後

プレイヤーが操作するフィアの最後は、どれも悲惨です。
横スクロールの画面にいるモンスターに接触したら、全身を押さえつけられたうえで頭を食われる、敵の女キャラにレズられると、さんざん嬲られた挙句に命を落とします。

演劇のようにSDキャラ同士の会話イベントもあるため、その落差がすごいです。

なにしろ、リョナゲーだから、普通のゲームの感覚で遊ぶと、かなりの衝撃を受けます。
18禁には、エロの他に、グロもあるのです。
この『ハナカンムリ○』は、そのコミカルで可愛らしいイラストとは真逆に、フィアという少女が苦痛により悶える姿を楽しむゲームとなっています。

プレイヤーが遊びやすいように、ステージ毎のセーブのみならず、現在位置からのリトライも可能です。
難易度の設定、ストーリー場面のスキップと、アクションゲームが苦手な方にも、優しい環境といえます。

20時間を超えるプレイで大満足

アクションゲームであるのに、まさかの平均20時間を超えるボリュームです。
同人エロゲーではなくても、ここまでの作り込みは、最初で最後といっても過言ではありません。

DLsiteだけで買える傑作

同人ゲームをオンライン販売しているDLsiteは、日本だからこそ発展してきた、独自のステージです。
個人、またはサークルという少人数の形態が、自分で作ったオリジナルゲームを委託販売しています。

『ハナカンムリ○』は、この同人ゲームの日本ランキングともいえるDLsiteで、年間35位ぐらいをマークした人気作です。
儚げな少女のリョナとあって、いわゆるニッチな性癖であるものの、その面白さは実証済み!

専売のため、制作者のノイジークラウン様が方針を買えない限りは、DLsiteのみで購入できます。
BGMとなる音楽からこだわった、他にはない世界を見てみましょう。

「一枚絵のCGに留まらず、アクションゲームの中での凌辱を追求した」
その言葉に偽りはなく、モンスターとアイテムはそれぞれ40以上で、細かい動作で攻撃しながらも、Hな責めを行ってきます。

ゲームオーバー時の敗北イベントだけではなく、普段のアクションからアニメーションまで途切れなく繋がることで、飽きずにプレイできます。

アクションゲームとしても大満足

操作としては、横スクロールのアクションゲームです。
誤解を恐れずに説明すると、ゲーム制作の初心者が試しに作ってみたような雰囲気になっています。

しかしながら、少女フィアの操作性は良好で、そのリアクションは大事にしたくなる可愛さです。
また、【求愛】というアクションにより、モンスターを大人しくさせられます。

基本的に回避ゲーで、道中にいるモンスターを避けるか、【求愛】によって味方につけることで、どんどん進む必要があります。

フィアの身長よりも大きく、普通に進んだら衝突するモンスターは、かなり危険です。
ステージにある仕掛けを作動させるか、集めたアイテムの効果により避けましょう。

【HP0=凌辱のHイベントが発生】のため、「とてつもなく難しいのか?」と聞かれたら、思わず首を捻ります。
高難易度の、それこそ「障害物や敵に触れたら即オワタ」と比べれば、だいぶ簡単ですし……。

ただ、アクションゲームが苦手な人にとっては、クリアが難しいことも考えられます。

ヘッドホン必須となる少女の喘ぎの連続

ボイス付きだから、プレイ中はヘッドホン必須です。
フィアがしょっちゅう喘ぐため、一人暮らしでも音が他に聞こえない状態にしましょう。

ダメージで服が破けていき、同時に攻撃のたびに声が出るので、他のことを気にせずに没頭できる環境を整えることがオススメです。
まあ、同人エロゲーをされている方なら、だいたいヘッドホンが標準装備でしょうけど……。

注意点は、中盤を過ぎるとリョナの場面が増えていくことです。
キーボード操作のため、そちらが苦手であると、余計に難易度も高くなります。
管理者モードでPADが使えるから、どうしても快適にプレイしたい方は検討してみましょう。

長時間のプレイだけに、心地いいBGMも良いですね。
あまり目立ちませんが、ここがダメだと、けっこう続かないので……。

同人だからこそ実現したリョナ

18禁ゲームの業界でも、規制に引っかかりにくく、利益になることが問われます。
しかし、同人には、そういった制限を気にせず、自由にやれる空気があるのです。

新たな性癖に目覚めるほどの表現

リョナは、初見で忌避感を持つことが多いです。
人として当然の反応になりますが、嵌まる人は本当にド嵌まりします。

他人に迷惑をかけない範囲であれば、どういう性癖を持っても自由です。
可愛い少女が苦痛に喘ぐ姿は、自分の本当の好みを見つけ出すヒントになるでしょう。

基本的にSDキャラだから、良くも悪くも漫画チックです。
リアルすぎる表現ではないため、許容しやすいラインに収まっています。

本格的なリョナだと、この場ですら言いにくい状態にも陥ります。
しかし、この『ハナカンムリ○』は、比較的マイルドな部類です。

ゲーム画面も、右にあるフィアの立ち絵がボロボロになっていき、中央のフィールド画面でもSDキャラが細かい仕草や表情を見せながら、苦悶の声を漏らしていきます。

「いやー!」という、誰も救いに来ない森や洞窟の奥で響く、少女の叫び声。
その後には、少女だったと判別できる骨が残るだけ……。

容赦のない丸呑みは痛くて気持ちいい

リョナと切っても切り離せないのが、丸呑みです。
こちらも業が深い性癖でして、巨大な生物の中に丸呑みされて、ひたすらに溶かされていきます。

「何が楽しいんだ?」と聞かれたら、ちょっと困ります。
ですが、無力さを実感しながらも、ムダな抵抗を続けて、それでも力及ばずに動かなくなるのが、醍醐味です。

それで、『ハナカンムリ○』には、植物タイプなどの丸呑みがいます。
肉壁に囲まれ、溶解液でゆっくりと溶かされていくフィア。
服が溶け、その柔肌に絡みつく触手で動きを封じられ、必死に泣き叫ぶも、花咲く前の蕾は哀れにも骨へ……。

同人エロゲーには、丸呑み系というカテゴリもあります。
「巨大なミミズのような生物が、ひたすらに女の子を丸呑みしていく」という内容です。
『ハナカンムリ○』は、その入門編といった感じでしょうか?

抵抗する力を持たない少女は嬲られる

武器どころか、剣や盾の代わりになる道具もなく、1人の少女が突き進みます。
擬態していたモンスターに抱きしめられ、その頭をガブリとされる。
あるいは、人を溶かすモンスターによって、延々と追加ダメージを食らい、あえなく力尽きる。

そのどれもが、主人公のフィアが自分で決意した結果なのです。

可愛い声で「痛い……」と言われ、呆然とした表情のまま、地面に横たわるか、触手などに絡めとられたフィアを見ると、興奮してきます。

プレイヤーが上達すれば、フィアは元気に進めます。
リョナであっても、どこをどうしても救いのないストーリーではないため、プレイしていて無力感に苛まれる心配は無用です。

基本的にフィアは無力だから、ストーリーで絡んでくるキャラの助けによって、問題を解決します。

きちんとクリアできる高難易度

「理不尽にヤラれて、突破できない……」
高難易度のアクションゲームですが、『ハナカンムリ○』にはクリアしやすい環境が整えられています。

2つの難易度で多少の軽減になる

EASYモードだと、NORMALモードよりも簡単である反面、クリア後の【裏ステージ】に進めません。
とはいえ、5エリアによる、100以上のステージがあるので、それだけでも十分に楽しめます。

同人ゲームならではの、徹底した作り込み。
商業では採算が取れないから、もっと早くに販売に踏み切るところ。
妥協を許さない、リョナへのこだわりが、歴史に残る名作を生みました。

肝心のEASYモードにおける変更点は、単純にHPなどの増加、便利アイテムの提供、進みやすくなるアクションの追加と、どれもお役立ちです。
この難易度の変更があることは、アクションゲームの初心者にとって、大きな救い。

ストーリーは、同人エロゲーであっても、市販のゲームに負けない楽しさです。
エロ抜きでも熱中できる『ハナカンムリ○』が10年以上も愛されているのは、当然の結果でしょう。

各アイテムを集めて有利に進もう

フィールドでカギを見つけて、宝箱を開けると、アイテムが手に入ります。
各アイテムは、コレクション要素に留まらず、フィアの操作にも影響するのです。

フィアが所持しているアイテムと、倉庫に置いているアイテムの2種類があります。
前者は即座に使って、HPの回復などに使うことが可能です。

少女は【求愛】と回避しかできないため、その意味では次の行動に迷いません。
求愛によって効果を確認するか、効かなければ足止めからの逃走です。

ハイジャンプをするアイテム、足場を作るアイテムの2つがポイントで、それらで上手く進路を作らなくてはなりません。

先に進めていくための動機づけも、ストーリーによってバッチリです。
探索をしながら、パズルを解いていき、きちんと条件を満たせば、途中のボスをあっさりと倒せます。

少女が滅茶苦茶にされる姿は……

とても興奮します。
リョナゲーの殿堂入りで、たとえば『メイドインアビス』が好きな人であれば、けっこう気に入るでしょう。

抜きゲーではないものの、ちゃんと抜きどころを用意しています。
アクションゲームでミスをした時の、モンスターによる蹂躙と、そこからの捕食はとても残酷です。

「特定の条件で接触すれば、普段とは違うリアクションになる」
そういった、細かい作り込みが素晴らしく、主人公のフィアの視点で語られるBADエンドも、たまらない魅力です。

失敗しても、すぐに同じ場所から再チャレンジできるから、じっくり腰を据えて攻略することをオススメします。

安易に少女を苦しめるのではなく、きちんと目的を与えたうえで、プレイヤーにも納得させているから、そのリョナイベントは格別です。
どうでもいい存在が苦しんでも、それはどうでもいい。
だが、自分にとって大切な者が一喜一憂すれば、自分のことを後回しにしてでも、眺めたくなります。