清らかなシスター「ラビアン」は、悍ましいモンスターどもに穢されます。
巨乳と、陶器のような肌を持ち、まだ男を知らない女は、無残にも散華するのです。
シニシスタ SiNiSistarのタイトル通りに、彼女は化け物に貪られた果てに、力尽きます。
昔のドット製ゲームの進化形
SDキャラが敵を倒しつつも、右に進んでいく、アクションゲーム。
それこそが、『シ二シスタ』です。
往年のアクションゲーム
容量が少なかった時代のゲームは、ドット絵による構成でした。
この『シ二シスタ』の主人公は、教会から派遣されたシスター、ラビアンです。
見るからに若く、女子校生ぐらいの彼女は、なぜかメイド服を着たまま、恐ろしいモンスターを倒していきます。
全体的に薄暗く、ランタンのような灯りで、その周辺が見えるぐらい。
「動く者は、全て敵だ」と言わんばかりの空気が漂っていて、その中をメイド服のシスターが突き進みます。
テーマは、「恐ろしい存在に襲われる絶望と、その先にある死。さらに、被虐的な官能」です。
ホラーで、エログロを連想するアクションゲームは、過去に多くありました。
しかし、それらは全年齢バージョン。
女主人公がモンスターに捕まるか、HPが尽きて、「ここからが、面白そうなのに!」という場面で打ち切り。
その点、『シ二シスタ』は、プレイヤーの期待を裏切りません。
ドット絵による独特の雰囲気
小さなブロックを集めて、人や物体を作り上げるのが、ドット絵。
「いかに、美しい造形に仕上げるのか?」は、その担当者の腕によります。
1つの職人芸になっていて、CGが主流になった現代でも、同人エロゲに息づいているのです。
ドット絵の長所は、人の感性をそのまま反映して、温かみがあること。
細部まで調整すれば、他とは違う仕上がりへ。
『シ二シスタ』は、全てをドット絵で表現しています。
ステージ上では、「不気味に蠢くモンスター」がしっかりと描写されていて、よく見れば、ちゃんとゾンビなどの姿です。
手抜きではなく、むしろ綿密に計算されたドット絵。
見るだけで発狂しそうな怪物たちが歩き回る、危険な空間は、主人公のラビアンが歩く地面にすら、反映されています。
ラビアンが健気で可愛い
主人公のラビアンは、シスターです。
白いヘッドドレスを頭につけて、上乳が丸見えの、脱がしやすい白ブラウスに、黒のメイド服で、ひたすらに頑張ります。
上から掴んで、ズルンと脱がせる上着に、股間がギリギリで隠れる丈のスカート。
そんなHすぎる格好でも、ラビアンは澄ました顔。
シスターの彼女が、自分でオッパイを揉み、固くシコッた乳首をグリグリと弄り、股間のお豆をチ○ポのように扱きまくるわけもなく……。
セックスどころか、快楽も知らないラビアンは、無垢なまま。
武器を手にして、呪われた地でモンスターを倒し続けます。
しかし、ラビアンが力尽きれば、近くにいる化物が集まってきて、彼女を凌辱することに……。
呪われた地に蔓延るは穢れ
人間は、汚いモノ、醜いモノを恐れます。
しかしながら、同時に「墜ちていくことへの憧れ」も、存在しているのです。
ストーリーは雰囲気作りだけ
シスター・ラビアンは、教会から「呪われた地を浄化せよ」という使命を授かり、廃都ケッサリアにやってきました。
かつては、多くの人が礼拝していた教会。
その廃墟を「仮の拠点」としながら、少しずつモンスターを退治して、再び安全な土地にすることを目指します。
ゲーム的には、廃教会で【ステージ選択】を行い、そのステージの最初から進んでいきます。
「クリアすれば、次のステージが解放される」という、シンプルな仕組み。
ラビアンの声は、天知遥さんが担当しています。
設定資料として美麗なイラストもあり、儚げな美少女。
作中のドット絵も、彼女の特徴をつかんだ造形で、プレイヤーの操作で動き回ります。
絶対的な穢れと死に満ちた地
人を食べるか、異形に変える、呪われた地。
ですが、ラビアンと一緒に探索すれば、人が住んでいた痕跡を見つけられます。
洞窟、墓場、村落と、けっこうな規模。
今では、菌糸などで地面まで覆われ、見る影もありませんが……。
行ける屍になった村人の数だけでも、「ケッサリアは、けっこう栄えていたのだな」と思えます。
本能で動いているゾンビに捕まれば、犯され、物理的にも食われるでしょう。
自在に形を変えるスライム、軟体のナメクジであれば、ラビアンの穴という穴に侵入して、奥の壁に当たるまで蹂躙。
言うまでもなく、彼らは不潔です。
そのため、病原菌の塊のようなモンスターに犯されたラビアンは、それだけで終わり。
しかし、ご安心を!
力尽きたラビアンは、それを心配するまでもなく、永遠に続く責めで命を落としますから……。
シスター・ラビアンは1人
『シ二シスタ』に登場する人間は、ラビアンだけ。
彼女は、たった1人で、「一国の軍勢で対処するべき」というモンスターの群れに立ち向かいます。
それが、与えられた使命だから……。
助けてくれる仲間がおらず、普通の人間もいないため、HPが尽きたラビアンは、服を剥かれて、その女体の敏感な乳首、マ○コを穿られまくり。
ステージ上では、左側に【大きな立ち絵】があります。
ラビアンの状態を示していて、ゲームオーバーのHなどで、その痴態を見せてくれるのです。
通常のSDキャラだけではなく、大きな状態でじっくりと観察できます。
ちなみに、こちらもドット絵です。
18禁だから、服が破られて、乳首までオッパイが丸見え。
股間も、「マ○コがもろに見えている」場面でなければ、そのまま表示。
服の破れ方も、「ビリビリに破られた」「上からズリ下げて、オッパイ丸出し」と、こだわりを感じます。
リアル系のため、「犯されちゃったけど、また頑張ろう!」とならず、そのまま苗床や、食糧として食われるだけ。
ドット絵による、微妙にぼやけた感じと、ダークな雰囲気が、まさにベストマッチ!
ラビアンは穢され墜ちていく
シスターというか、エクソシストの役割を果たしているラビアンは、どんどん穢されます。
単独で動いているうえに、拠点も安全とは言えない廃教会……。
彼女に感謝する村人などいない
ラビアンが進んでいく国……と言えばいいのか。
その場所には、村人もいます。
まあ、異形の姿になっていますけど……。
ステージ毎にボスが変わるので、その原因は様々。
それに、説明してくれる人間もいないため、「何も分からない!」という状態で突き進みます。
共通点は、浸食してくること。
したがって、人の形をしたゾンビ、あるいは、多少の知能を残しているが、口から触手が飛び出ている人間がうろついています。
地面のオブジェクトの中にも、誰かが埋まっているかもしれません。
言うまでもなく、ラビアンは化け物を退治するため、そいつらを問答無用で倒すことに……。
胞子や種でラビアンも化け物に
各ステージには、そのボスに関係した仕掛けがあります。
どこも汚く、足で踏むのも躊躇うほど。
DLsiteの体験版でもプレイできる、最初のステージには、ゾンビが歩いています。
元村人らしき連中は、ラビアンと接触したら、抱き着き、噛みつきで、その体を文字通りに貪るのです。
Hの意味でも襲ってくるため、服を破られ、ベロベロと舐められ、マ○コに抜き差し。
体験版は「最初のボスを倒したら終わり」ですが、実際には次のステージへ。
「蜘蛛が巣を張っている」「触手だらけ」「上から綿毛が降ってくる」と、バラエティ豊かです。
そもそも、住んでいた人間が化け物に変わった場所。
「ラビアンだけが無事」という保証は、どこにもありません。
食われていく悦びに震える美少女
『シ二シスタ』のHシーンは、左側にある立ち絵と、プレイヤーが操作しているラビアンの2つで行われます。
SDラビアンは、醜いモンスターに押さえ込まれ、実写ムービーのように動き続けます。
声優のボイスで「ああぁ~!」と、艶やかな声が入るから、股間をダイレクトに刺激。
ドット絵のアニメーションは、遠くから見た、小さなサイズのまま。
その代わりに、左の立ち絵が、どんどん差し替えられます。
あどけない表情で、ドロドロに汚される美少女は、たまりません。
HPが尽きるまで、ラビアンは戦います。
逆に言えば、彼女が力尽きたら、抵抗できないままで、犯され続けるのです。
ゾクゾクするのは、「救いようがない状況で、もう殺されるか、自分も化け物になる」というのに、ラビアンの立ち絵が「どこか期待している」表情であること。
“恐ろしい存在に襲われることへの絶望と、死への憧れ、リョナ的な官能”
孤独に、危険な場所で戦う美少女は、ようやく安寧と悦びを得たのです……。
暗く重い空間で武器を振るえ
ラビアンには、戦闘技術があります。
魔を滅ぼせるだけの武器によって、見るだけで穢れそうなモンスター共を倒しましょう。
ラビアンの武器は2種類
主人公の武器は、リーチが短い剣と、遠距離攻撃を行える弓。
その2つです。
剣は、下から上に切り上げるように半円を描き、その間合いに入った敵を切り裂きます。
接近戦に向いていて、モーションが終われば、何回でも振ることが可能。
いっぽう、弓は、矢をつがえたままで引き絞り、狙いを定めた上で放ちます。
『シ二シスタ』においては、ラビアンの前方にゲージが表示されて、そのどれかを指定することで、その方向へ撃つ流れ。
つまり、高所を狙うか、山なりに遠距離まで届かせることも……。
敵に近づかれる前に、あるいは、こちらが近づけない場所の敵に、ダメージを与えられます。
矢は数に限りがあって、「どこで使うべきか?」という戦略性もあるのです。
基本的に、ボスなどの強敵に使う武器。
キャラを動かす操作感覚は良好
ラビアンは、こちらの操作で、スイスイと動きます。
キーボードでも困らない、シンプルで、直感的に分かる挙動。
バババ! と擬音を立てそうな勢いで、ラビアンが動き回ります。
相手の行動パターンを読み切って、回避しながら攻撃しましょう。
HPは少なめで、敵の攻撃を避けるか、先に倒すことが必要です。
地面や壁まで、異形の物体で埋め尽くされていますが、すぐに慣れます。
とりあえず、右へ進んでいけば、ボスですから……。
「敵との間合いが命!」という、由緒正しいアクションゲームです。
難易度は比較的優しいけれど、一部には難しい場面も。
どこを見ても、「人間がいたらマズい」という造形ばかり。
足元すら不安な夜の時間帯だが、ラビアンは健気に戦います。
森、墓場、廃村、地下水路と、重く暗いステージの数々が、あなたを待っています。
背景のドット絵は、遠くから眺めるのみ。
そこは、少しもったいないですね。
製品版のクリア後には、【ギャラリー】で小さなドット絵も拡大できます。
ダークな雰囲気とBGMが最高
欧州のクラシックのような、荘厳なBGM。
巨乳シスターのラビアンに注目しがちですが、長時間のプレイに耐えうる、良い仕事です。
背景は、黒。
人の時間帯ではない、魔がはびこる夜に、ラビアンは先に進みます。
立ち絵のラビアンも、ステージ画面と同じ作風で、違和感がありません。
遠くから見ている構図で、分かりにくいものの、錆びた鉄格子などの廃墟としてもバツグン!
小さいドット絵でも、「あ! これはラビアンだ! 可愛い!」と分かります。
本当に、職人芸です。
レトロゲーが終わっても、こうやってドット絵の方々が活動しているのは、嬉しい限り。
ちなみに、この『シ二シスタ』は、リョナゲーです。
「アンアン!」と喘がせるだけではなく、噛みちぎり、切断します。
異形化、石化といった結末も……。
短く感じるのは面白い証拠
『シ二シスタ』はサクサクと進められて、ギュッと凝縮した感じです。
アップデートで追加された「畜産区画」と「実験室」でも、そのクオリティは変わりません。
1~2時間で完全攻略が可能
クリアまで、早ければ1時間ぐらい。
しかし、敵を倒しながら進んでいくため、かなりのボリュームです。
ギミックの謎解きはなく、純粋に敵を倒していくアクションのみ。
Hシーンは、敵に接触した時の組み付きと、HPが尽きた後の敗北。
1回の時間は短めですが、ドット絵の動きが、本当に生々しいです。
抵抗どころか、身動きすら不可能なラビアンは、左の大きな立ち絵がどんどん汚され、もしくは、身体をグチャグチャにされます。
アクションゲームとしても、ラビアンの操作でイライラする場面はありません。
鬱陶しい敵に囲まれ、「あー! もう!」と叫ぶかもしれませんけど……。
各ステージは、そのボスに関連した構成です。
下の岩場すら細かく描写された場所で、ラビアンと共に駆け抜けましょう。
慣れてくれば、彼女はあなたの分身として、その武器で悍ましいモンスターどもを血祭りに上げてくれます。
正しく「エログロ」を網羅している
リョナゲーとして、エログロ満載です。
忘れがちですが、「人体の切断」といったグロ描写も、年齢制限の対象。
この『シ二シスタ』には、「頭部がなくなる」「下半身がなくなる」が、普通にあります。
それで、気になるエロの内容ですが――
- 捕食
- 丸呑み
- 触手
- 苗床
- 産卵・出産
- 寄生・同化・吸収
- 欠損・溶解
- 石化
- 洗脳
- 拘束・磔(はりつけ)
- 絞首などのリョナ
- 脳姦・乗っ取り
- 淫乱化
- レズ
- オッパイ吸い付き
- 膨乳
ザッと書いただけでも、これだけのプレイがあります。
『死にシスター』のタイトル通り、魔物にされたり、身体を千切られたりと、あらゆる死に方を見せてくれるのです。
それぞれにテーマがあるから、「次はどんな死に様を見せてくれるのか?」と期待できます。
DLsiteという、同人エロゲの覇権争いの中で「累計ランキング29位」という実績は、伊達ではありません。
ラビアンの蕩けた表情は必見
左の立ち絵のおかげで、ラビアンの心理状態まで読み取れます。
無垢な表情、悪く言えば「お人形さん」の状態から、苦痛に歪んだ顔へ。
ボイスによる呻き、喘ぎ声が、プレイヤーの股間をダイレクトに刺激します。
それで、一番に言いたいのは――
ラビアンは、最終的に悦びの表情になること……。
苦痛を感じながら、「もう考えなくていい。全てを委ねて、いいんだ」という感じの、蕩けた表情が最高です。
追加ステージである「畜産区画」と「実験室」は、より気合いが入っていて、他とは違うラビアンを堪能できますよ?
まさに、絶望的な状況での戦い。
けれども、プレイヤーがきちんと操作すれば、ノーダメージの攻略も可能!
一度、ラビアンに会ってみてください。
素直で可愛くて……ドMだから、どれだけ酷い目に遭わせても大丈夫。