ガマンができない童貞アニキとスナオになれない反抗妹!本当の俺妹がここに?

思春期に特有の、生意気な妹。
そんな妹がいる兄は大変ですが、実は自分を大好きだったら?
ガマンができない童貞アニキとスナオになれない反抗妹は、そんな秘め事の1シーン。

俺の妹が可愛すぎて抱いた

第二次性徴が始まる時期から、妹は距離を取ります。
これは自分と相手の違いを自覚し始めた証拠で、必要以上に生意気にも……。

ツンデレ妹と距離を詰めていく

『ガマンができない童貞アニキとスナオになれない反抗妹』は、生意気になった妹を懲らしめる……のではなく、ラブラブHまで進展させるゲーム。
純愛で、他の竿役は消されているから、安心です!

主人公の自宅は、2階建て。
上の画像で分かる通り、注文住宅っぽい内装と、間取り。

制作したWhisp様は、プロですね。
同人サークルの体ですが、素人の作りではありません。

通学する時の、住宅地の風景からも、アッパークラスだと分かります。
車道を兼ねた歩道の左右に並ぶは、どれも注文住宅です。

食卓のメニューも凝っていて、気合いが入っている構図。

俺の妹がこんなに可愛い

要するに、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の18禁版です。
こちらは「血が繋がっているかどうか?」を気にせず、仲が良い兄妹として、隠れてHしまくり。

親や同級生も出てきますが、一般のラブコメのような、「フラフラと、付き合っては別れる」という展開はなし。
『ガマンができない童貞アニキとスナオになれない反抗妹』の2人による、愛の物語。

最初は、現実と同じように、「兄をバカにする妹」ですが……。

親がいない間に愛し合う2人

「勉強を教える」といった行為で、幼い頃のように仲良くなった2人。
外で会うイベントもあれど、基本的に自宅の中でセックス。

最初のHまで、2時間ぐらいですけど……。

ともあれ、携帯に入れているAIコンシェル、「ナビ娘」のおかげで、すぐにHシーンを見られます。
この采配はお見事で、プレイヤーが「何だ、Hシーンまで長いな?」と離れることを防いでいるのです。

ナビ娘は、「それをテーマにしたエロゲーを遊ぶ」という、バーチャル的なHシーン。
ゆえに、「兄妹が仲良くして、Hする」の趣旨を守っている状態。

プレイヤーを導くナビで、同時に濡れ場の担当。
けっこう毒舌だから、好き嫌いが出るかも?

ガマンができない童貞アニキとスナオになれない反抗妹

9種類の妹に変化する

『ガマンができない童貞アニキとスナオになれない反抗妹』は、9種類の妹のいずれか。
最初の長い質問を答えれば、それに応じた妹になります。

3つの性格で台詞が変わる

「妹にあげる誕生日プレゼント」という内容で、13年分……つまり、13回を選びます。
けっこう長いですが、ここで妹の容姿や性格が決まるのです。

ベースは、清楚系。
性格によって、台詞や展開が変わります。

  • 生意気:普通に罵倒してくる
  • ギャル:アホっぽい喋り
  • ひねクレ:中二病で、揚げ足取り

上記の3つがあって、これに、3つの容姿のいずれかが適用されます。

  • ヘアピン:普通にまとめた髪型
  • サイドテール:女子校生らしい明るさ
  • ぼさぼさ:ブラッシングをしよう!

性格1つで、3つの容姿。
だから、9種類の妹……というわけです。

注意点は、1周目では、質問に答えるのみ。
「自分でタイプを選べない」ということ。

1ルート4時間ぐらい

日常生活を描いている点では、『妹!せいかつ ~モノクローム~』と同じです。
ただし、こちらは親と同居しているうえに、夜這いをして許されるほどの関係にあらず。

『ガマンができない童貞アニキとスナオになれない反抗妹』は、タイトル画面からも、「商業レベルである」と示しています。
同人エロゲーで、歌があるオープニングは、久々に見ましたよ。

1ルート4時間ぐらいで、性格によるパターンを網羅するだけで10時間オーバー。
同じ女体でも、性格が変われば、だいぶ雰囲気が違います。

主に自宅の中で進行するため、背景の描き込みが、尋常ではありません。
妹の「ちえ」は、万人受けするデザインで、巨乳にしていない点が、実に分かっています。

妹らしい声と可愛いイラスト

妹は、主人公より幼いことから、丸い顔です。
少女から女に羽化しつつある年齢で、まだ青いけれど、その瑞々しさは癖になります。

ギャル系になると、シックな茶髪になるところが、細かいです。

初Hまでは、リアル妹と同じため、毒舌のナビ娘がフォローしている感じ。
最少のキャラで、上手くストーリーを進めています。

外見にもパターンがあることで、「ギャルっぽいのに、中二病」など、周回プレイをしたくなる魅力。

声優さんも頑張っていて、そのままアニメに出せる実力。
というか、Whisp様は声優がいる事務所にも連絡できるだろうから、普通にプロだと思います。
裏名義は珍しくないですし、デビュー直後であれば、尚更。

妹モノの王道

定番の妹モノで、ストレートに勝負してきました。
ユーザーも厳しく評価する中で、堂々のDLsiteアワード2022入り!

普段はツンで挿入したらデレ

『ガマンができない童貞アニキとスナオになれない反抗妹』は、同人エロゲとしては珍しく、「商業ブランドとしての確立」を狙ってきた路線。

エロゲ会社の経営なら、一般的。
でも、「単発のエロゲを量産していく」となっている同人では、かなり思い切った判断ですね。

値段は、同人エロゲにしては高めだが、フルプライスの半分以下。
セール特価は1/3ぐらいで、ほぼ投げ売りです。

そのおかげで、総販売数は44,000を超えていて、圧倒的。
DLsiteでは、ランキングや販売数のデータで判断されるから、これも1つの宣伝ですね。

ツンツンした妹が、主人公にだけチョロく、あっさりと身体を許す流れ。
処女をいただいた後は、奥までハメたらデレデレに……。

リアル妹っぽい言動のさじ加減

妹モノの問題点は、「セックスした後に、どのような態度をとるのか?」でしょう。

『ガマンができない童貞アニキとスナオになれない反抗妹』は、初期のツンデレを踏襲。
「2人になった時だけ、デレデレする」という、性格です。

あからさまに媚びるのではなく、妹っぽいスタンスを崩していません。
「親がいるから、決してバレてはいけない」の制限もあって、普段は生意気なまま。

といっても、中盤を過ぎれば、オープニングの生意気MAXからは、だいぶ落ち着いています。
このさじ加減は、やはりプロ。

リアルの倫理観なんぞ、どうでもいいんですよ。
これは同人エロゲだから、プレイヤーが気持ち良く過ごせれば……。

俺妹で年齢制限を外した結果

ラブコメの禁忌である、「他のサブヒロインと付き合った後に、別れる」をやってしまった俺妹。
現実で大炎上をしたことで、次作はヒロインが確定済みの『エロマンガ先生』に。

俺妹で年齢制限を外したら、『ガマンができない童貞アニキとスナオになれない反抗妹』になります。
高坂桐乃(こうさか きりの)と比べれば、マイルドな妹。

俺妹の主人公は、色々な女子と交流して、あるいは、誘惑されました。
なぜなら、恋人になってしまえば、セックスと他の女子へのお断りだから。

引き延ばしで振り回される女子は、たまったものではありません。
その点、同人エロゲなら、すっきりと、奥に出せます。

ASMR作品としての展開

Whisp様は、声優のボイスだけで進む、ASMR作品がメイン。
この『ガマンができない童貞アニキとスナオになれない反抗妹』の妹は、そちらでも大活躍。

有料アペンドで丁寧にブランド化

「本編のエンディング後で、禁断の関係になった兄妹が、どのように愛し合っていくのか?」
この疑問には、有料のアペンドが答えてくれます。

たとえば、「親の外出がなく、家でセックスできないから、2人でラブホへ」という、アペンド1。

恋人同士ではないが、愛し合っている状態で、独特の距離感を味わえます。
フィクションだから、親バレで破滅することもなく、2人の時間は永遠。

注意:アペンドで遊ぶためには、本編が必要です!

3タイプの妹が耳元で囁き続ける

生意気、ギャル、ひねクレの3タイプには、ASMR作品でも会えます。

こちらは音声のみで、本編やアペンドのようなツンツンはなく、ひたすらに甘えてくる感じ。
ユーザーが受け身のオナサポだから、意地悪に責めている台詞でも、反感を持つほどではなく……。

生意気では、そのキャラを守りつつも、愛情を込めた嬲り。
オーソドックスな、妹です。

ギャルでは、軽い口調で、アホっぽい責め方。
気軽にヌキヌキする相手として、最高!

ひねクレでは、ダウナー系の喋りだけど、やっぱり愛情を込めた接し方。
ねっとりした感じが、たまりません。

「ザ・妹」と言いたくなるキャラ

『ガマンができない童貞アニキとスナオになれない反抗妹』のチエちゃんは、「理想とする妹」です。
現実にいそうで、絶対にいない、セックスOK娘。

前述で分かるように、3つの性格ではそれぞれに、デフォルトの容姿があるようです。
それだけでは意外性に乏しく、性格と容姿をランダムにしたのでしょう。

リーズナブルな価格のアペンドで、追加のエピソードを見られます。
こちらでも、短編ながら商業レベル。

ASMR作品の妹シリーズが多く、かなり力を入れている状況……。

サークルの宣伝と、「ここに、めちゃシコな妹がいますよ!」という、呼び水ですね。
採算度外視で作った本編は、関連作品によって、立派な広告塔に。

低予算で上手くまとめた作品

必要最低限なキャラだけで、上手にまとめています。
余計なイベントを省き、妹との2人で、ナビ娘に突っ込まれ、突っ込みながらの生活。

同じ妹でパターン分けは斬新

姉妹を出すパターンは多いものの、「1人の妹を成長による、パターン分け」は珍しいです。
『ガマンができない童貞アニキとスナオになれない反抗妹』は、育った環境による違いを体現しており、地味に画期的。

大筋は変わらないものの、各イベントで台詞回し、ビジュアルが違います。
最初から自分好みにできないのは、ちょっとストレスが溜まるかも?

ナビ娘は、雰囲気を和ませるための道化で、いちいち突っ込み、エロゲー内で乱れます。
妹のチエちゃんは清楚でいるから、代役で淫語や、恥ずかしいポーズを担当。

ヘイトを集めすぎず、それでいて「現実にいそう」と思える妹は、同人エロゲ界で長く伝えていくべき偉業です。

ASMRメインだから丁寧な描写

ボイス系を得意としているサークルだけに、作中でも自然な喋りが続きます。
商業ブランドは、元々そういった作風ですけどね?

たとえば、『オナホールクエスト』も、そういったノリです。
こちらは馬鹿ゲーで、実在するオナホにこだわった力作。

『ガマンができない童貞アニキとスナオになれない反抗妹』は、理想の妹であるチエちゃんをプロデュースする場。
ゆえに、汚れ担当のナビ娘を用意して、完全に役割分担をしました。

恋人同士になりきれない感じが良い

現実だったら、破滅へ一直線の関係。
でも、これはフィクションだから、問題ありません!

「そんなにリアルな妹を見たければ、現実で好きなだけ眺めていろ」という話で……。

完全に媚び媚びでは、妹にあらず。
どれだけ仲良くなっても、本質的には兄妹であることが大事。

有料のアペンドでも、その鉄則が守られています。
あえて親の顔を出しつつ、彼らに隠れて、誰にも知られないまま、ラブホへ行くし、2人だけになったら自宅でもセックス。

「妹らしさ」と、恋人のようなイチャイチャを両立させた本作は、他の同人エロゲとは違う、妹の頂点に君臨しています。