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インキュバスクエストは、「ショタが主人公」という、かなり珍しい同人エロゲです。
DLsite累計65位という販売実績で、ユーザー評価も高い。
「ソフトM~M」の幅広い許容は、多くのM好きを唸らせました。
壮大な冒頭から盛大な逆レ○プ
シンプルに、RPGとして完成度が高いです。
冒頭からスピーディに進んでいき、「世界観とキャラ」について、スラスラと理解できます。
負けることが前提で突き進む
逆レ○プにおいては、男主人公が鉄板。
しかし、あえて「女の子のようなショタ」を置き、ステータス画面に立ち絵を表示させたのは、かなり攻めの姿勢です。
ともあれ、『インキュバスクエスト』では、サキュバス族に負けたインキュバス族の生き残りとして、「打倒サキュバスと、一族の復興」を成し遂げる必要があります。
その主人公は、「どう見ても、女だろ?」と突っ込みたくなる、王子アルヴァレス。
……ではなく、なぜか生き残った、最弱のインキュバスです。
比喩ではなく、マジで「最弱のインキュバス」となっており、プロローグの決戦では、本当に瞬殺されていました。
現時点では、逃げ延びた王子と、くそ雑魚の2人だけ。
それでも、サキュバス族を倒すために……。
アルヴァレスは、「生き返りのスキルに目覚めた主人公を別世界へ送り、そこでインキュバスとして鍛え直す」という方法を提案しました。
異世界に行っても貞操逆転
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起死回生を目指す主人公は、さっそく洞窟に拠点を築き、近くの町へ。
そこはお約束のように、貞操観念が逆転した世界でした。
美しいショタの主人公は、性欲をもてあましている女たちのご馳走。
通信しているアルヴァレスから、「まず、3人の女を倒してくれ!」と言われるものの――
やっぱり、負けました。
それも、手加減されて。
人間の女に、性技術で強いはずのインキュバスが……。
「悲しい」を通り越して、もう笑うしかありません。
『インキュバスクエスト』が凝っているのは、自分の攻撃方法を選びつつも、「射精の直後は余韻に浸っていて、相手から責められ続ける」と、盛り上がるシステムであること。
相手の女も色々な台詞を言い、それぞれの性格を反映したHです。
バトルファ○クとしては、ガチンコ勝負。
インキュバス族の復興はまだまだ遠い
異世界の女は、どいつも豊満な体です。
ロリもいますが、基本的にショタの頭が挟まるぐらいの巨乳ばかり。
圧し掛かられたら、本気で抜け出せません。
プレイヤーが自分で操作できる状態になってからの初戦は、「相手の女に腰を振られ続けて、服を脱がして、オッパイを揉み、吸い、腰を振り返したところで3回目の射精」が関の山。
負けたら、「ペット代わりに連れ帰られて、仕事の手伝いや、Hの相手」という日常が描かれた後に、テクノブレイク。
そして、スキルのおかげで、蘇ります。
思うのですが、仮に復活するとしても、メンタルは回復しませんよ?
何回、「女には勝てない」と物理的に分からせられても、挫けない。
彼の精神構造は、どうなっているのでしょうか?
徹底的なバトルファ○クRPG
『インキュバスクエスト』は、独自のバトルファ○クです。
「RPGツクールMVで、よく作り込んだ」と、思わず感心します。
色仕掛けではなく単純に「イカせ合う」
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バトル画面を見てもらうと、選べるのは「えっち技」「道具」の2つだけ。
色仕掛けはなく、【戦闘=H】です。
主人公は、HPの【我慢】と、MPの【スタミナ】を消費しながら、様々なプレイを実行。
相手からの刺激で、我慢がゼロになったら、射精。
その度に【理性】が削れていき、最終的にメンタルブレイクです。
逆に、相手を先にイカせれば、勝利。
RPGによくある、ターン制。
自分が選んだコマンドによって、「相手の服を脱がせる」「女のアソコを吸う」と進んでいきます。
バトル中には、主観視点と、第三者の視点によるCGがあります。
時には、女を下から見上げて、ある時には、顔面騎乗されている状態を近くで眺めるのです。
一般的なHとして、だいたいの性癖をカバーしています。
女により、攻撃のパターンが違うため、飽きずにHを続けられる環境。
【回想部屋】に行けば、自由に再戦できます。
CG閲覧ではなく、ちゃんとバトルファ○ク!
主人公ショタが弱すぎる
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作中で「最弱」と言われるだけあって、インキュバスとは思えない弱さ。
わざわざ異世界に送ってもらい、そこの女に、成す術もなく負けるほどです。
射精後には、一定ターンの放心状態。
賢者モードの間も、敵は容赦なく攻撃してくるため、わりと大変です。
性交コマンドは、戦闘中の体位によって、自動的に振り分けられます。
挿入しているか、足コキの状態では、「腰振り」。
顔面騎乗によるクンニの状態なら、「舐める」といった具合に……。
【性交戦】は、挨拶代わり。
比喩でも何でもなく、「こんにちは!」という雰囲気で、始まります。
キャラによっては、周りに人がいるのに、いきなりベンチに押し倒しての開始。
射精を繰り返した末の敗北と調教
射精したら、ボーッと放心してしまうので、あっさりと精神崩壊へ。
イライラする場面でもありますが、そこを含めての『インキュバスクエスト』です。
基本的に、「次に性交戦を挑む女を選ぶ」という流れ。
だから、実際に戦ってみて、「自分が勝てる相手」を見つけましょう。
相手を満足させれば、それだけ成長できます。
さて、この『インキュバスクエスト』では、性交戦に負けたら、敗北イベントです。
お持ち帰りで、ひたすらに搾られるか、周りの女たちとの乱交か。
これは、ドM向けのため、罵声を浴びせつつ、ただ射精させ、調教するだけ。
死に戻りをする主人公にとっては、搾り尽されて死んだ後で、ようやく復活。
何事もなかったように、街の探索や、ダンジョン踏破を続けます。
……いや、お前のメンタル、どうなっているの?
徹底したユーザフレンドリー
『インキュバスクエスト』は、感覚的に理解できるシステムです。
性交戦で、「どうすれば、勝てる?」と悩む部分もありますが、全体的にストレスフリー。
「次にどうするべきか?」が分かりやすい
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単純に、ゲームの作りが上手。
限られたマップであるのに、広大な世界のように感じられます。
RPGだから、「敵に勝利して、その経験値でレベルアップ」の流れ。
バトルファ○クのため、「レベルを吸われる」という結果にも……。
その時に調査するのは、1つの街、1つのダンジョンと、明確です。
新しい情報が手に入ったら、「よし、行ってみようかな?」「そこに向かってみたら、どうだ?」という台詞も。
ドラマティックな演出で、「その時、別の場所では!」と、敵サイドの様子も分かります。
こちらは、会話だけの人形劇ですが、プレイヤーの視点で安心。
プレイヤーが「鬱陶しいな」と思わない、適度なタイミングで、また操作できる状態へ!
話しかけるとイベント、性交戦になるキャラの頭上には、大きめのアイコンが表示されます。
全体的にユーザーフレンドリーで、「広い街やダンジョンで迷わせての尺稼ぎ」はありません。
大半は「巨乳の美女」に搾られる
『インキュバスクエスト』は、おねショタ。
申し訳程度に、ロリも出てきますが、やっぱり「ムチムチな体のお姉さん」との性交戦がメインです。
フィールド画面の上に、大きなCGが表示される場合も多く、満足感が大きいです。
性交戦で勝利しても、「相手を満足させた」に過ぎず、女は余裕の顔のまま。
敵の種類は、人間、モンスター娘、サキュバスの3つ。
それぞれに特徴があって、楽しみながら、負け筋を探せます。
……はい、「どのように負けるのか?」が、この同人エロゲの醍醐味です。
【サブクエスト】も充実しており、「ご主人様になってもらう」というプレイも、一部のサブキャラで可能。
それでいながら、「自分が思っているのと違う」とは感じず。
優秀なゲームシステムで、「逆転なしのM」を崩さずに、世界観を楽しめる環境です。
自分が嫌なプレイを避けやすいシステム
マゾと言っても、けっこう幅があります。
「持ち金を全て差し出し、破滅することも上等!」という、ガチ派から、「優しく罵ってもらいたい」という、ソフト派まで。
多くの同人エロゲで、「これを楽しめ!」と強要されます。
けれども、『インキュバスクエスト』では、プレイヤーが自分で選びやすく、自分の好みで進めることが可能です。
後述しますが、ア○ル舐め、至近距離での放屁と、マニアックな行為もあります。
ドMの要望に応えているのに、「そういうのは苦手」という方に配慮しているのが、このゲームの素晴らしいところ。
「主人公のショタが、よく画面に出てくる」
「尻より大きな巨乳を持つ、お姉さん」
そういった、この『インキュバスクエスト』の重要な部分が、どうしても許容できない方にも、一度は触ってみて欲しい傑作です。
性嗜好のカスタマイズで捗る
『インキュバスクエスト』は、複数のカスタマイズが可能です。
たとえば、一部のプレイの変化、ペニスの短小化によって、CGなどが変化します。
主人公の立ち絵は状態によって変化
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メニュー画面では、主人公の立ち絵が表示されます。
【性奴隷/養分システム】によって、その時の「ご主人様」も一緒に出てくるのです。
人間の女であれば、一定の条件を満たせば、「ご主人様」になってくれます。
こちらは、ご褒美としてのイベントです。
主人公が申し込み、その女が応じてくれれば、合意による主従関係へ……。
いっぽう、サキュバスは、敗北した後の再戦で射精したら、一定確率で同行。
勝手についてくるため、「ご主人様」とは違い、単なる養分の扱いです。
サキュバスに同行されたら、歩く度に【我慢】が減っていきます。
最終的に、レベルドレインをされるのです。
人間の「ご主人様」には、嬉しそうな表情の主人公ショタ。
それに対して、同行サキュバスの場合は、顔が見えない状態へ……。
ペニスサイズなどを変更可能
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『インキュバスクエスト』は、ペニスサイズを変更できます。
ただし、「通常」「短小」のどちらか。
立ち絵の下半身も変わり、エロズボンから、紐パンに変更されます。
また、「通常サイズなら亀頭が見えているパイズリで、全く見えない」といった状態に。
反映されるのは、一部のHシーンだけ。
とはいえ、他の同人エロゲで、これだけのカスタマイズはありません。
そもそも、男主人公で、メニュー画面を表示されることが稀。
「男向けの同人エロゲにおいて、よくココまで」と、感心する話ですね。
首輪をつけられ、体に「精子タンク」などの落書きをされた主人公の姿を見ると、「新たな領域が切り開かれたな」と思えます。
「よごれ好き嗜好」ONで一部がその系統に
もう1つの特徴は、【よごれ好き嗜好】をONにすれば、「強制的な顔面騎乗のクンニ」が「ア○ル舐め」に変化すること。
ア○ルは、同じMでも、意見が分かれます。
まして、一般人レベルでは、「えっ?」となるだけ。
最初から住み分けで、どちらも納得させるのは、嬉しい配慮です。
ここまで丁寧にMのプレイを描いたのは、『インキュバスクエスト』が最初で最後。
現代に近い、人間の街。
モンスター娘がいる、ダンジョン。
元の世界のサキュバス。
3種類のステージのおかげで、様々な女とプレイ可能です。
良い意味で「適当な世界」だから、SMクラブ、ヘルスのような施設も。
異世界で鍛えてサキュバスに復讐
人間界と淫魔界の2つを行き来して、前半と後半で大きく変わります。
ただし、やることは同じで、バトルファ○クです。
サキュバス族に勝てないからレベリング
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「主人公の体位で、使用可能なコマンドが変わる」
かなり凝ったバトルファ○クで、迫力のある立ち絵とボイス。
我慢できず射精するほど、【理性】が壊れていきます。
3回目になれば、敗北。
専用のHシーンへ移行して、死ぬまで搾精されるのです。
搾り殺してもらわないと、不死身による死に戻りができず、かえって困ります。
ちなみに、「会話」「聖水/母乳のおねだり」「無防備」と、定番のコマンドも。
自分がやって欲しい行為を言うことで、実際のHのように、おしっこ、母乳を飲ませてもらえます。
バトルファ○クの自由度が、非常に高いです。
勝てば、熟練度などが上昇して、インキュバスとして強くなります。
貞操逆転のせいで苦戦を強いられる
せっかく人間界へ行っても、性欲MAXの痴女だらけ。
そうでなければ、性交戦にならない事情もありますが、搾り殺すほどは……。
普通のRPGらしい【サブクエスト】は、添える程度。
ストーリーとは別で、単発のHイベントも、豊富にあります。
コンプリートで、約9時間。
敗北Hなどを全て回収すれば、余裕で、10時間を超えます。
M男のゲームは、「女上位だから、叩きのめしての勝利は禁止」というルール。
戦闘に勝利することで、レベルを上げ、アイテムを集めるRPGと相性が悪いものの、『インキュバスクエスト』は、システムで調整しています。
主人公の見た目は、ショタ。
いっぽう、女キャラは大半が、頭2つは身長が高い、お姉さん。
戦闘は、あくまで女を満足させるだけ。
フリーシステムや、再戦によって、いつでも貢げるし、従属できる。
本当に、上手く考えたものです。
やっぱりサキュバス族には勝てないよ
「インキュバス族を復興させるために、絶対に負けられない戦い」
それなのに、主人公は、ひたすらに負けます。
というか、死に戻りで、数え切れないほどの敗北です。
それでも挫けずに、ケロッとした顔で、彼は突き進みます。
女キャラは多いが、どれも個性的。
使い回しがなく、性交戦でも、「甘々に蕩かしてくれる」「すぐに騎乗位で責める」と、バラエティ豊かです。
何だかんだで、人間の女は優しく、それに対して、サキュバス族は容赦がないH。
だけど、憎めません。
Mは、何をされても良いのではなく、「自分が望んだプレイをして欲しい」という話です。
そのツボを押さえた『インキュバスクエスト』は、同人エロゲ界で永遠に語り継がれるでしょう。