「女の浮気は、心から」
よく言われる通説ですが、これに禁術が入れば、取り返しのつかない事態に。
クベルの首枷病で問われるのは、女が、メスの快楽に抗えるかどうか……。
NTRの光と闇
「女主人公でありながら、男がプレイしても、没入感が高い」
このゲームの長所は、それに尽きます!
ただ流れが悪かった結果
山岳にある、商易の街、カルデスタ。
大陸を揺るがした地震で、巨大なクレバスが出現!
街を南北に分断した割れ目は、「カルデスタ・クレバス」と、呼ばれた。
中の遺跡を目当てに、多くの冒険者を集めたが、死病である【クベルの首枷病】を発症した者が……。
王都アセリアの魔術師ギルドは、その原因である【禁書】を回収するべく、若い魔術師のマジェタノを派遣したものの――
はい。
信じて送り出した、凄腕の女魔術師は、マジカルちんちんを持つ、チャラ男にアヘアへして、セフレになりまーす♪
チャラ男に体を許すか?
『クベルの首枷病』は、ゲームの名前であり、同時に、作中のキーワード。
想い人のセロを助けるため、最弱になったマジェタノが、孤軍奮闘します。
特筆するべきは、「禁書とクベルの首枷病、この2つの関連性は、秘匿する」という点。
マジェタノは、わずかな日数で、禁書が眠っている最奥へと、至らなければなりません。
「魔力が∞」という、なろう系のチートから、とある事件のせいで、最弱に……。
マジェタノは育ちが良く、町長のバカ息子である、バズリアを嫌いつつも、甘いです。
その甘さの代償は、彼女の貞操と、際限なく与えられる快楽。
蜜のように染み込んでいった先には、1人の痴女がいるだけ。
悪人への情けは仇となるだけ
このゲームは、天才魔術師のマジェタノと、Hで無敵のバズリアで、成り立っています。
『クベルの首枷病』にかかったセロは、添えるだけ。
正直なところ、男女の移り変わりは、責めるべきではありません。
結婚していなければ、付き合う相手が、変わるだけ。
ただし、マジェタノは、傲慢でした。
「誰が相手でも、何があっても、突破できる!」と信じ込み、引き際や、相手の危険性を知らず。
マジェタノが、遺跡でバズリアを始末しておけば、それで終わりました。
助けたのは、情けではなく、ただの傲慢です。
悪人への情けは、必ずと言っていいほど、仇で返されます。
自力で解決する道は険しい
面白いのは、プレイヤーが、「主人公のマジェタノを助けたい!」と、思えること。
初回では、「やっていられるか!」と投げるまでが、ワンセット♪
時間制限と魔力なしの二重苦
『クベルの首枷病』の初回プレイは、下記の理由で、絶望的です。
- 敵だらけのダンジョンで、倒すのに魔力を消費
- 禁書が眠っている書庫には、一定期間で、辿り着く必要がある
- 乏しい魔力を回復するためには、チャラ男とのHが必須
- マジェタノの性欲が高まれば、勝手にチャラ男の下へ
- プレイヤー自身に、ゲーム知識がない
実際にやってみれば、分かります。
「多すぎる敵から、逃げていたら、もうアウト!?」と、なるのです。
冒頭では、マジェタノと、幼馴染にして両想いのセロが、その関係を見せつけます。
見ているプレイヤーも、思わず、にっこり♪
そして、チャラ男に処女を奪われ、どんどん、スケベに染まっていく様子に、股間もニッコリと……。
処女は守れずに何度もH
「ツンデレ魔術師 VS マジカルちんちん男」
やる前から、結果が見えている、珍プレーです。
『クベルの首枷病』は、女主人公がNTRれつつも、必死に抵抗します。
システム的に、初回でのグッドエンドは、まず不可能ですけどね?
ちなみに、どれだけ上手にリソース管理をして、リセマラを行っても、数回はHです。
別の意味でも、マラをやりまくり♥
このバズリアは、「短期間で、処女のマジェタノを淫乱にする」という、離れ業。
禁書による、魔力回復の必要があっても、尋常にあらず。
ヤレば、ヤルほど、性に無防備なマジェタノは、堕落していきます。
本人の意思を捻じ曲げるほどに……。
助けてくれるのはチャラ男だけ
マジェタノは、幼馴染のセロとの、二人旅。
本来なら、仕事にかこつけた、愛を育む時間になる……はずでした。
「戦力的に、天才のマジェタノだけで、十分」
王都の魔術師ギルドは、その考え。
実際に、その通りでした。
イレギュラーによる、セロの発症と、大幅な弱体化がなければ……。
「愛する幼馴染を救うためには、自分の魔力を奪ったバズリアに、体を許すしかない」
まさに屈辱ですが、前述したように、身から出た錆。
本人のプライドが高く、町長の息子であるバズリアを害しても、遺跡の探索ができず。
「他の冒険者を雇う」としても、息のかかった奴らが来るか、無関係でも、ダンジョン内で襲ってくるだけ。
弱り切ったソロで、踏破するか?
あるいは、チャラ男と2人きりのまま、腰を振りつつ、探索するか?
一人称による心身の変化
女主人公の醍醐味は、やっぱり、女の視点!
『クベルの首枷病』では、快楽に溺れていく様子を楽しめます。
上昇する淫乱値とNTRイベント
「ゲーム内での時間がなく、マジェタノ自身も、クソ雑魚ナメクジ」
それに加えて、禁書の力を得たバズリアは、あの『スクールデイズ』の伊藤誠を超える、ヤリチンに!?
【淫乱値】で、マジェタノの現状をチェックできます。
これは、普通に行動している時を除き、あらゆるイベントで、上昇する数値。
完璧なヤリチンと化した、バズリアが、ずっと張りついています。
ゆえに、性欲が高まるほど、段階的なNTRイベントが発生♥
このチャラ男は、カトリナのように、美女のセフレがいますから。
ある意味で、それほどの男に抱かれるマジェタノは、幸せかも?
消せない記憶がマジェタノを蝕む
バステとして、【消せない記憶】が、どんどん刻まれます。
これが、『クベルの首枷病』の面白さ。
禁書の力で、淫乱ビッチになっていくものの、『NTRaholic(チホネトラレケイカク)』とは違います。
こちらは乱交とならず、あくまで、バズリアが抱くだけ。
バズリアの評価は、難しいです。
禁書を使い、元々がヤリチンだから、「クズ」ではありますが……。
問題は、マジェタノの気持ちです。
彼女が疼きに堪えられず、チャラ男とのHに依存しているのなら、別の恋人になっただけ。
「淫乱ビッチとして、お似合い」と、言えます。
実質的に避けゲーとなる
さて、肝心のダンジョン。
「最奥に禁書が眠っている遺跡」ですが……。
某ダンジョンシリーズで、常に、モンスターハウス状態。
ランダムの構造とはいえ、単調になりがちで、緊張感を持たせた結果!
ローグライクとしては、『迷宮街のグレイス』と、よく似ています。
ただ、主人公のグレイスは、同じような貴族令嬢でしたが、周りの男どもは、優しかったです。
やっていることは、グレイスのほうが、エグいです。
最終的に、孕みまくりのヤリマン。
でも、処女を失うまでの時間が長く、なおかつ、プレイヤーが相手を選べましたから。
いっぽう、『クベルの首枷病』のマジェタノは、問答無用で、処女喪失。
結局のところ、印象ですよね。
「主人公がやっている内容」というよりも……。
ヒロインを清楚なまま堕とす
濃厚なNTRられで、霞みますが、一般アニメと同じ構成。
オープニングに、世界観とキャラを示し、「急がなきゃ!」と思えます。
性欲の上昇で彼女は自ら望む
『クベルの首枷病』は、「マジェタノが、バズリアに寝取られる」に収束。
神の視点のプレイヤーですら、全てを知りつつ、抗えません。
ただ、このNTRられは、「絶対に避けられない」と、決まっておらず。
例えるのなら、「最初の予選で、運悪く、強豪校に当たった」、みたいな?
遺跡というダンジョンで、肉欲MAXになれば、マジェタノは、自分から間男のところへ。
つまり、主人公を操っているプレイヤーも、裏切られるのです。
だからこそ、「俺のせいじゃなく、この女がドスケベなだけ!」と、言えます。
プレイヤーと主人公が絶望
前述したように、オープニングでは、マジェタノと幼馴染の2人。
セロが昏睡したことで、彼女だけが、取り残されました。
全てのゲームシステムは、娯楽でありながらも、マジェタノを肉欲の虜に♥
彼女の心理描写が細かく、何か変化すれば、効果音。
最初はそっけなかった、事後の距離が、どんどん近くなっていきます。
プレイヤーが必死に、「幼馴染のセロと、結ばせてやりたい!」と、頑張るのに。
当の本人が、バズリアとのHで、アへ顔の腰振り。
淫乱値が高まれば、事後にも、自分で絡ませるように……。
全ての可能性が排除された
過去のゲームにあった、攻略法。
もしくは、「彼女は、内心で嫌がっていた」という、逃げ道。
それらは、『クベルの首枷病』では、通用せず!
文字通りに、「あらゆる可能性を潰した」という、環境です。
面白いことに、NTRゲーにありがちな、「わざとHイベントを見る」という行為がゼロ。
全てを決められるプレイヤーも、「何とか、助けてやりたい!」と、思えます。
その結果としての、バズリアに心まで奪われた、あるいは、セックス中毒になった主人公……。
間男に惚れたのもNTRか?
「彼氏を乗り換えた」というだけでは、大罪と言えず。
この『クベルの首枷病』は、女の浮気を描いたストーリーとしても、秀逸!
最も到達しやすいエンド
マジェタノは、淫乱値によって、様々なエンディングを迎えます。
【消えない記憶】は、過去のプレイを赤裸々に示し、彼女が死ぬまで、張りついたまま♪
攻略情報なしでは、真ん中ぐらいに、落ち着きます。
どれも淫乱になっていて、大差はないのですが……。
最高のエンディングでも、処女クリアは無理。
ただ、プレイヤーとしては、「まあ、これなら……」と、妥協できます。
『クベルの首枷病』は、スタートの時点で、もう敗北。
あとは、どれだけ被害を小さくしつつ、本当のラスボスである間男、バズリアをぶっ飛ばせるかどうか。
有料アペンドでフルボイスに!
クベルの首枷病+を追加すれば、主人公がフルボイスに!?
本体を買うのであれば、ぜひとも、入れておきたいです。
『クベルの首枷病』よりも、お下品になった、マジェタノと会えます♥
有料アペンドとして、ちょっとしたエロゲ1本分の、お値段。
ですが、それだけの価値があり、「カトリナのHイベント」なども!
この値段で、「本体に準ずる売上数」という時点で、その魅力が分かります。
【消せない記憶】にある、淫乱な彼女を嘲笑うフレーバーテキストも、冴えわたり♪
注意:このパッチを使用するには、ゲーム本体も必要です!
プレイする場合は必ず2周目も!
この『クベルの首枷病』を遊ぶときには、必ず、2周目もプレイ!
なぜなら、全ての元凶であるバズリアに対して、ぶっ飛ばす必要があるから。
禁書で捻じ曲げられ、快楽漬けの、マジェタノ。
彼女は、被害者です。
「淫乱ビッチになり果て、スケベ大好き♥」
それは、彼女の意志ではないことを、忘れてはなりません。
幼馴染のセロは、全てを知ったときに、彼女を許すのか?
それとも……。
結末は、あなた自身で、確かめてください!