SEQUEL kludgeでディストピアから脱出!どうあがいても女性上位?

「長編RPGで、救いがないディストピアだけど、何だかんだで逞しく生きる」
SEQUEL kludgeは、シリーズ化されているRPGの1つです。
可愛らしい女たちが、主人公をじっくりと責めてくれます。

近未来のディストピアで生きる

圧倒的な戦闘力を持つ、人型のオートマトン。
男が少なく、「精液によるマナの補給」も相まって、主人公は移動する列車の中で目を覚まし……。

魅力的なキャラがどんどん登場

主人公は、訳も分からず、助けに来たトムに連れられ、列車を止めるために先頭車両へ。
このままでは、機械の国ヴァスタスへ送られ、機械たちに管理されるそうだ。

ところが、脱出できず、清潔な研究所のような個室に監禁され、監獄区で生活することに……。

突然の電気切れによって、知り合った実験体クゥ、看守長のティーダと一緒に、外へ放り出されたのです。

ティーダですら、元の施設に戻れず、見つかれば「外をうろつく人間」として処理される立場。
生身を溶かす雨が降る前に、砂漠で隠されたドアを発見。

そして、思わぬ形で、今の機械の支配を打倒するためのレジスタンス組織に入ります。

機械の国ヴァスタスが危険であることは、嫌と言うほど分かった後。
主人公は、抵抗運動に身を投じる中で、様々な女の子と知り合い、交流していきます。

エロゲーらしい設定で搾精の連続

男の精液に価値があるため、どの女キャラも、支配するような形でH。
内容はともかく、仲間とは「合意によるプレイ」が中心です。

「外で雨に打たれるだけで、あっと言う間に死ぬ」
それが、この世界。

人間とは違い、疲れを知らず、危険な雨の中でも動ける機械人形。
それらの支配を受けている人間と、思想が違う機械人形たちが、抵抗運動をしているわけです。

拠点でコミュを続ければ、Hイベントが発展していきます。
主人公にとってのMプレイ、言い換えれば、女の指示に従う流れですが、「完全に嫌な行為」は強制されません。

無口な主人公のため、代わりに仲間が喋りまくり。
たとえば、女キャラ2人が会話することで、今の状況や、次にするべきことが判明します。

レジスタンスの組織で脱出を狙う

主人公が見つけたレジスタンス組織は、様々な活動を行います。
徒歩で脱出するのは無理だから、嫌でも協力するしかありません。

強大な国に対して、普通は発見できない場所に隠れた仲間たち。
ワクワクする状況で、一部の施設を除いて荒れ果てた世界を楽しみましょう。

主人公は、気づいたら誘拐されていたわけで、別に「ヴァスタスを良くする!」という使命感はなし。
成り行きで加わって、「この国から逃げ出したい」と思っているだけ。

とはいえ、「精液に含まれているマナが濃い」と言われて、事あるごとに発射させられます。

ある意味では、男女の立場が逆転しており、主人公は性的に襲われる立場です。
女の子のイラストは、画面のほうを向いているため、ちょうどプレイヤーと向き合っている感じ。

独立した物語でシリーズ化

SEQUELは、シリーズとしての作品です。
『SEQUEL kludge』は、その中の1つ。

販売順にプレイするのが基本

制作している「リーフジオメトリ」様は、すでに多くのSEQUELを発売しています。
発売順に、話が進んでいるようです。

  • SEQUEL blight
  • SEQUEL awake
  • SEQUEL colony
  • アサイラム
  • SEQUEL kludge(紹介している作品)
  • L.Depth

過去の作品を知らずとも、シナリオ、Hシーンを楽しめます。
それぞれ、単体で完結しており、シリーズでありながらも自由。

どのRPGも、長時間のボリュームです。
各作品に5人ぐらいのレギュラーがいて、主人公の前で、色々な会話をしながらの冒険。

ごく自然な会話で、オーソドックスなRPGであるのに、グイグイと引き込まれます。
作風として、常に明るい……というか、ドライです。

冷静に考えたら発狂しそうなアポカリプスでも、コントのような掛け合いを交えつつ、話が進んでいきます。
良い意味で、鬱展開になりません。

やっていることは、けっこうエグいですけど……。

特に評価が高いkludge

ゲーム制作は、作れば作るほど、経験値が溜まります。
同じ世界観、システムを使うことで、より一層の面白さへ!

前述したように、『SEQUEL kludge』は、かなり後発です。
その完成度は高く、冒頭だけでも、流れるように進んでいきます。

RPGツクールで、ドット絵、CGを用意しつつも、中身で勝負!

話している時には、キャラの立ち絵と、ウィンドウ内の顔で、混乱しません。
ここら辺は、分かっている感じ。
2つともあったほうが、ストレスなく、文章を読めます。

豊富なHシーンは、「マナを回収する」という名目で、メインストーリーと紐づけ。
ひたすらに巻き込まれて、ひたすらに搾られる日々。

定番のシステムを採用していて、可愛いイラストを除けば、地味に見えます。
けれど、面白いです。

奇をてらわず、ストーリーと、大盛りの美少女たちが、最後まで案内する流れ。

SEQUELシリーズとして、5作ぐらい。
それだけの制作で、ガンガン売れていますからね……。

ボイスなしで、目新しいシステムもなし。
だけど、時間を忘れてプレイするほど楽しく、コスパ抜群です。

各作品は単体でも楽しめる

前述したように、シリーズでも、各作品は単体でプレイ可能。
一部のキャラは重複していますが、知らなくても大丈夫!

オーソドックスなRPGで、どんどん出しているのは、SEQUELシリーズだけでは?

大きな時間を占めている戦闘は、シンプル。
最低限のパラメーター、コマンドを選ぶだけで、終わります。

ノウハウがあるだけに、ストレスなく、必要な操作を覚えられます。
野外で朽ち果てた車両や人骨は、否が応でも、緊張感を高めてくれる存在です。

『SEQUEL kludge』はレジスタンスで、限られたフィールドにいることが自然。
敵もハッキリしていて、ブレません。

ぷにぷに絵によるハードSF

見ての通り、可愛いイラストです。
SEQUELシリーズは、その世界観と真逆のタッチのおかげで、非常にマイルドな印象。

簡単に人が死ぬ世界で生き延びる

『SEQUEL kludge』では、前述したように、人間が生きにくい環境。
「機械と人間の共存」という、重いテーマを抱えながら、主人公たちは頑張ります。

突き詰めれば、「人間はいなくても?」と思いがちですが、そこは「人間からマナを摂取する」とフォロー。

重いテーマを背景に、ゆるーく会話するのが、このシリーズの特徴です。
主人公は、けっこう酷い目に遭いますけど、あまり喋らないから……。

同人エロゲーでは、主人公を喋らせるかどうかで、悩みます。
この『SEQUEL kludge』は、名前を自由に決めた後で、デフォルトのパターンから外見を選ぶだけ。

適度にカスタマイズしつつも、主観視点で進むから、自分が選んだ外見を忘れがちですが……。

それぞれに目的があって助け合う

主人公は、プレイヤーの分身。
したがって、特別な知識がなく、一から教えてもらうだけ。

さすがに、Hシーンでは体が見えるものの、顔は見えない構図。

どの仲間も、一筋縄ではいかない性格、立場です。
安全な拠点で話しかければ、どんどん激しいプレイが解禁されます。

文字通りの意味で、「竿役」として活躍する主人公。
出しゃばらない彼は、「理想的な舞台装置」と言えます。

Hができるキャラは多めで、自分の好みのキャラと、深く愛し合える流れ。

シリーズの伝統で「男の娘」とのHも

注意したいのは、『SEQUEL kludge』には、男の娘もいること。
女性上位のプレイゆえ、彼女(?)とも、主人公が弄ばれる系のプレイです。

男の娘については、事前に注意書きが表示され、スキップ可能。

これは、SEQUELシリーズの伝統です。
男の娘が1人いて、そのHシーンもあります。

ここは、受け付けない人には、どうにもならない部分。
ストーリーは「先が見たくなる」という面白さで、「それだけで切るのは、もったいない」と思いますけど……。

同人エロゲと言えども、ここまでストレートに、男の娘シチュを入れているのは、珍しいです。
それでも、売れています。

仲間と魔物の2つに搾られる

主人公が相手をするのは、仲間と魔物。
どちらにも機械人形が交ざっていて、人に近い外見。

全て女性上位のHイベント

『SEQUEL kludge』は、女性上位のプレイばかり。
シリーズの特徴でもあって、それだけに「強い女」がグイグイと進めていきます。

仲間とは、「具体的に、どうするのか?」を選べます。
魔物に犯される場合は、「無力な状態で、ひたすらに腰を振られる」と、命すら危険になるプレイ。

オープニングで、最初のHシーンがあります。
世界観がよく分かる内容で、逆らえない主人公が、やられっぱなし。

人外率は低めで、そちらの意味では心配いりません。
ただし、Hシーンはサラッと流す感じ。
「1回の射精で許さず、何度も搾り取る」となっていて、もはや苦痛。

サクサクと進むバトル

戦闘は、和製RPGとしての基本のまま。
エフェクトはあれども、目新しいシステムはなし。

【スキルポイント】を消費して、ツリー構造を進めていく、流行りのパターン。
リセット可能だから、気軽に試せます。
【難易度の選択】と合わせれば、サクサクと進められるでしょう。

「強敵を倒していく緊張感を楽しみたい」という方も、満足できます。

戦闘中のHはなく、純粋に攻防を繰り返し、敵を全滅させるだけ。
ここは、RPGツクールの改良が必要になるのと、「女性上位のイメージが崩れるから」という話。

仲間との交流で愛着が湧く

シリーズ定番の【交流】は、今回も健在。
『SEQUEL kludge』のキャラと話せば、それぞれに違う側面を見せてくれます。

何しろ、男が貴重な世界なわけで……。

無条件で、モテます。
男女比が逆転した世界のような状況だから、竿を狙われるのも止む無し。

プレイヤー的には、長く同じキャラと接します。
RPGは、「アイテム集め、お使いクエストをこなしつつ、その中でいかにキャラを愛でられるか?」が全て。

世界観というより、キャラを魅力的にしている作品。
「こういう女を活躍させたい!」の発想ありきで、それに見合った世界を作ったのでしょう。

20時間以上の大作RPG

『SEQUEL kludge』は、平均25時間でクリア。
「これがあったら!」という機能も、一通り。

ストーリーの進め方が上手い

プレイヤーが飽きてしまう前に、次のイベントが発生します。
長く遊びたい盛り上がりで、「次にやるべきこと」も、システム的にフォロー。

『SEQUEL kludge』には、大半のデータを引き継いだ状態での【周回プレイ】もありますけど、それによるイベント、実績はなし。

戦闘中に全滅しても、ペナルティなしで拠点の街から再開。
遊んでいて、ムカつく状態を失くしつつ、ゲーム性を高めています。

イラストを押し出しているため、【メッセージのスキップ】や、【履歴の表示】、【ウィンドウの消去】もバッチリ!

退廃的な世界で終わりなきMプレイ

どちらを向いても、女ばかり。
男の立場が弱く、希少だから、ストレス解消によるH。

「主人公だけが男」という、「オタサーの姫」の逆バージョン。
外でスクラップ漁りをするような世界観で、ひたすらに嬲られる主人公。

『SEQUEL kludge』は、群像劇として、強い女たちが戦い、それに主人公が同行する。
CG39枚、Hシーン76種という、大ボリューム!

何回でも発生させられるHイベントも多く、オカズとしても優秀です。

同じ女性上位でも、仲間と魔物で、ソフト、ハードの住み分け。
未開放のHシーンを解放する条件も、同じマップ内にいれば、確認できます。

悲惨な世界だけどアッサリ風味

強い女たちが織り成す、人間ドラマ。
Hも主導権を握っているから、悲壮感ゼロ。

オープニングの機械人形も、「あ、戦闘は苦手だった!」と、ギャグのように破壊されますし。
このノリが合うのかどうかで、評価は正反対になるでしょう。

キャラ同士の会話が、本当にリアル。
「ちゃんと、話しているのだな」と思えます。

主人公は受け身だから、どこまでも流されていく立場。
Mの鑑です。

これだけ相手をしてもらえるのは、同人エロゲーだから!
好きなヒロインを指名して、希望するプレイを伝えても、料金がかかりませんし……。