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「もし、全ての人類が、ケモノ族だったら……」
そのような願望を抱いたことは、ありませんか?
ハルキの最大の敵は理性。は、そんな世界の、ありふれた日常の一コマです。
エロゲで唯一のケモナー向け
犬などの獣を擬人化しような、独特のデザイン。
そんな、ケモナー垂涎のワールドで、とある男子が振り回されます。
絶妙にデザインされたメスケモの群れ
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思春期の童貞である、田心ハルキ(たごころ ハルキ)。
父親の再婚によって、義理の姉と母ができたものの、突然の出来事で「女」と見てしまう。
上の画像のように、どちらもビッチ!
血が繋がっていない男子は、絶好の獲物です。
義姉となった、田心アン。
彼女は100人を超える男と寝た、ビッチです。
ハルキとほぼ同じ年齢で、「1ヶ月たったから、ハルキを味見したい」と考えています。
同じく、義母の田心マドカも、曲者です。
お淑やかに見えるものの、先の夫を絞りすぎて不能にした、淫乱ぶり。
持て余した性欲は、義理の息子となったハルキに向かいます。
発情期に入ったメス共によるHな祭典
前述した、ドスケベな母子は、同じ屋根の下。
ハルキの貞操は、風前の灯火です。
しかしながら、外へ出ても、多くのメスケモが歩きまわる、危険地帯。
「隙あらば、ハルキの肉棒を狙う」
そんな危険地帯を歩く彼は、まさにサバンナを彷徨う草食動物。
ケモノ系は、「どれだけ擬人化する?」というテーマが、つきもの。
この『ハルキの最大の敵は理性。』では、「二足歩行で人間らしく振る舞うケモノ」となっており、ほぼ動物と同じ状態。
もっとも、人間の女っぽく仕上げたデザインだから、ケモナーでなくても、楽しめます。
プレイヤーがやることは普通の青春
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男子学生のハルキが、気になっている女子「かすみちゃん」を自宅に招いての、2人っきりの勉強会。
そのチャンスを活かすため、明日の準備に勤しむ彼に、数々のドスケベメスケモが襲いかかる!
ゲーム中では、たった1日。
されど、1日。
童貞が女を知るには十分な時間であり、相手はその物量で押し寄せます。
自宅の田心マドカとアンの2人は、「ハルキの童貞を奪う」と決めていて、もはや狩場に。
外へ出れば、様々な立場のメスケモ達が、それぞれに誘惑。
何気ない日常。
代わり映えしない街で、ハルキは部屋の掃除をしたり、明日の勉強会のおやつを買ったりしながら、同時に童貞を奪われる危険に直面します。
ハルキが明日の勉強会に備える
やることは非常にシンプルで、「同じ学校に通う女子と、自宅で勉強会」というだけ。
誰もが経験する、青春の一コマです。
1日の準備をしながら逆NTRに耐えよう
『ハルキの最大の敵は理性。』では、ハルキが【やる事リスト】を達成する度に、その難易度に応じた【スコア】を獲得します。
けれど、行動する度に時間が経過していき、「男子が常識的に活動する時刻』を過ぎたら、終了。
左上の【理性ポイント】がゼロになった時点で、その時に誘惑しているメスケモとH。
ハルキは童貞で純情のため、「ラッキー! じゃあ、勉強会でかすみちゃんと……」にならず。
逆NTRの結末で、あっさりと終わります。
「貞操逆転の世界」で、女の性欲が高まっています。
そこだけなら、「特徴のないエロゲ」となるものの、「ほぼケモノの女だらけ」にしたことで、オンリーワンに……。
同人エロゲだが、商業レベルの作り込み。
だからこそ、メスケモ祭りの画面に、引き込まれていきます。
ループすることでプレイヤーが賢くなる
『不思議のダンジョン』のように、「プレイヤーが賢くなって、目的を達成する」という流れ。
主人公の田心ハルキは、何も知りません。
でも、繰り返し遊んでいるプレイヤーは、「いつ、どこで、何が起きるのか?」を知っています。
いわゆる、「ループすることで、主人公を導いていく」のパターンです。
やるべき事は、現実の男子学生と同じタスク。
たとえば、【やる事リスト】の1つ、「部屋の掃除」であれば、床を掃除、棚を整理、掃除機をかけると、段階的に変化していきます。
掃除1回につき、30分ほど消費。
つまり、「限られた1日で、いかに勉強会に備えられるか?」という内容です。
メスケモは、家の内外にいるため、「理性ポイントの回復」を入れることも大切。
メスケモにしたことで独自の作品へ昇華
「女がドスケベ」の世界観は、それほど珍しくありません。
ただし、「理由付けは?」と悩みます。
一番有名なのは、「男女比が偏って、子作りが推奨されている」の設定。
『ハルキの最大の敵は理性。』は、メスケモ……というか、ケモノ人間にしたことで解決。
そのおかげで、インパクト抜群!
ほぼケモノで、二足歩行をしている女たちが、どんどん誘惑してきますから。
普通に作っても、売れました。
というか、この設定と世界観で、商業ブランドの絵師に描いてもらえば、シリーズ化もできるほど。
人を選ぶ作品ではありますが、トータルで高評価の名作です。
40以上のHはアニメーション
音声はないものの、基本的に「Hではアニメーションの動き」を楽しめます。
ケモノ系では、相手が喋るのは不自然……ということでしょうか?
音声の代わりに動きでお伝えします
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ハルキは受け身で、必然的にM男としてのプレイ。
まあ、義理の母娘と積極的にズンズンするのも、どうかと思いますが……。
ともあれ、『ハルキの最大の敵は理性。』のアニメーションは、背徳的な雰囲気を高めています。
メスケモは発情期らしく、誘うのに恥じらいはなく、ハルキがOKすれば、即ハメに。
店員、シスター、巫女と、定番のコスチュームプレイです。
でも、全員がメスケモ。
メスケモという、ファンタジーな造形のため、それ以外は普通の日常。
「子作りの義務化」といったルールはなく、ハルキの自由意思に委ねられています。
ここは、「上手く作ったものだ」と感心。
豊満なボディによる誘惑が理性を削る
おねショタではないものの、限りなく、その雰囲気。
ハルキは気弱で、相手のメスケモは、むっちりボディばかり。
ロリ系もいますが、メスケモだから、そこらへんの区切りは曖昧。
義理の母子と同じように、「相手にリードされるのが自然な、体格差」となっています。
【理性ポイント】が尽きないよう、誘惑に耐えることは、『コクハクゲエム』とよく似たシステム。
「現代社会と同じで、登場するのがメスケモ」で、全く違う話ですけど。
主人公の立ち絵はあるけれど、Hシーンは主観視点が多く、分かっている構図。
「誘惑に負けた、イケない男子」を意識させつつ、遠慮のない搾精です。
義理の母と姉でどっちみちズッポリ
冷静に考えると、これ、ハルキはどっちみち義理の母と姉に食われます。
逃げ場がない、戸建てだから。
思春期の男子に、「エロすぎて、ビッチな女を我慢しろ!」というのは、無理ですね。
いずれは、女の気持ち良さを覚えて、ズルズルと関係を持つでしょう。
ともあれ、この『ハルキの最大の敵は理性。』では、憧れの女子、かすみちゃんとの勉強会をつつがなく終わらせることが目的。
実際に付き合うよりも、こういうドキドキしている段階が、一番楽しいもの。
運よく、2人きりの勉強会になったハルキの挑戦は、これからです!
スマホのSNSメッセージで、流れるように、状況の説明。
見ていて楽しく、トキノコギリ様による、何度もプレイしたくなる世界観です。
フラグ管理だけで大変でしょうし、ランキング上位も納得。
サキュバスプリズンという牢獄
一般向けで楽しみたいのなら、同じトキノコギリ様が作った、『サキュバスプリズン~淫魔の巣食う一軒家~』がオススメ!
こちらは、淫魔である、サキュバス三姉妹に翻弄される主人公です。
こちらは終わりがない快楽地獄
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『サキュバスプリズン~淫魔の巣食う一軒家~』は、戸建てに閉じ込められた主人公の脱出劇。
人間では絶対に勝てないサキュバスの巣で、時間切れまでに、外へ逃げ出しましょう。
同人エロゲの淫魔は、ギャグ担当になってきました。
けれど、本質的に悪魔の一種で、魔術を知らない人間が、太刀打ちできるはずもなく……。
緊張感たっぷりの本作では、ただエロかった『ハルキの最大の敵は理性。』とは真逆。
どれだけ泣き叫んでも許さない淫魔たちの食事で、確実に搾り殺されます。
丁寧に作られた世界観とシステム
やはり、行動による時間の経過。
それによって、「どのように、脱出する方法を探るのか?」と悩むのです。
サキュバスの三姉妹は、遭遇するだけで死を覚悟する相手。
明確なタイムリミットがあるため、彼女たちの部屋にも忍び込み、あるいは、見つかった後にも交渉しなければなりません。
「幼い外見であるのに、実は年長者で、一番怖い」
そのような意外性を孕みつつ、『サキュバスプリズン~淫魔の巣食う一軒家~』は、狭い空間を調べていくのです。
相手の部屋の中で見つかれば、当然ながら、詰問されます。
「上手く切り抜けられるのか?」という、スパイと同じ、スリリングな一時が、たまりません。
オンリーワンの同人エロゲを制作
これまでの紹介で分かるように、トキノコギリ様は、「1回クリアしただけでは、謎が残ったまま」という、周回プレイを前提としたゲームが得意です。
どちらかと言えば、男性受けで、背徳的なプレイが多く、「他にはない設定、世界観」の同人エロゲ。
商業ブランドとは違い、単発のワールド、キャラであるものの、妥協を許さない作り込み。
イラストレーターなどの名前を見ると、有名な人がゴロゴロと……。
ゲーム制作では、大勢で作るほど完成度が高くなる半面、その管理が大変です。
これを実行できる「トキノコギリ」様は、やはり素晴らしい。
良い意味で濃い内容で、「商業ブランドとしては攻めすぎ」という、さじ加減。
商業ブランドでは不可能な企画
『ハルキの最大の敵は理性。』は、商業ブランドなら、企画の段階でボツになります。
ニッチすぎる分野で、採算が取れないから。
「ケモナー」というニッチな分野
ケモナーとは、獣のメスに欲情する性癖です。
日本と海外で意味合いが違っていて、前者は「ケモノっぽい女が好き」だけど、後者は「獣とヤるのが好き」という話に……。
海外だと、色々な理由で女とHをしづらく、「代替えとしての穴」の意味合いが強いです。
したがって、冗談でも「ケモナー?」と聞いてはいけません。
『ハルキの最大の敵は理性。』は、日本のアニメっぽい感じで、ギリギリまで攻めたデザイン。
だから、完成度が高く、めちゃくちゃ面白いわりに、売れていません。
「人外」と言うには、人間っぽいです。
ガチの人外は、クリーチャーになっていますからね。
業が深い分野だけに、この同人エロゲは唯一無二!
メスケモを除けば典型的なハーレム物
前述しましたが、典型的なハーレム物。
一般向けでは、不自然な邪魔が入って流れるものの、こちらは本番まで。
ヒット作になった理由の1つは、セックスを強制されないこと。
主人公のハルキは、別に誘惑に乗らなくても、日常を過ごせます。
フィクションであろうと、強制されると萎えますから。
良い判断だと思います。
誰もが経験した青春であるのに、メスケモが交ざっている世界。
このアンバランスさは、印象に残ります。
商業ではあり得ないボリューム
商業ブランドは、自社IPを作ることが目的。
同じ世界、キャラを使えば、固定ファンがそのまま購買層になるうえ、新規も見込めます。
逆に、同人エロゲは、サークルの知名度、信用で売ります。
この違いは大きく、儲けよりも自分のこだわりを優先する傾向。
『ハルキの最大の敵は理性。』は、長く楽しめます。
同人エロゲとしては、かなり大規模な開発環境で、採算としてはハードルが高いでしょう。
けれど、サークルへの信用は高まり、ノウハウとしても蓄積。
何よりも、「制作スタッフが楽しんで作っている」と感じられるのが、良いですね。
体験版だけでも、遊んでみてください。
「メスケモだから」と忌避するのは、実にもったいないです!